アイアンのネックはストレート、グースどっちがいい? そもそも何が違うの?

吉本巧のゴルフギア教室 第94回

2025/11/22 ゴルフサプリ編集部



アイアンのネック形状を“見た目の好み”だけで選んでる? もしそうなら、ちょっともったいないことをしているかもしれない。なぜなら、ストレートネックとグースネックには特性に違いがあり、球のつかまり、ヘッドの返り方、入射角、弾道の高さまで広く影響を与えるからだ。吉本巧プロコーチが、それぞれの特徴と向いているゴルファーをわかりやすく解説する。

アイアンのネックにはストレートネックとグースネックがあります。前者はオンセット、後者はオフセットとも呼ばれます。ストレートネックは、構えた時にシャフトの真っすぐ延長線上にヘッドがあるイメージ。グースネックはシャフトの延長線上より右にヘッドがあるイメージです。グースの度合いが少ないものをセミグースと呼んで差別化しているモデルもあります。

グースのあるなしで何が変わるかといえばフェースの芯の位置。グースネックはヘッドが右寄りにあるので、ボールから見て芯が深い位置にきます。これに対してストレートネックは芯が浅い位置になります。では、これによって生じる両者の違いを見ていきましょう。