「ゼクシオ 14」ドライバー、そんなに飛ぶの!? 青木瀬令奈&菅沼菜々が「替えてよかった」と言い切る理由
間もなく発売から1ヵ月を迎えるダンロップの新作ドライバー「ゼクシオ 14」と「ゼクシオ 14+」。斬新なルックスのみならず、25年にわたって受け継がれてきた打ちやすさに、驚異の飛び性能が加わったことで国産ドライバー市場を活気づかせているが、ここで気になるのは、いち早く「ゼクシオ 14+」にスイッチしたプロの動向。そこでシーズン中の9月に実戦投入した青木瀬令奈と菅沼菜々に、その後の「ゼクシオ 14+」の活躍ぶりを聞いてみた。
発売以来、好調な売れ行きを見せている「ゼクシオ 14」シリーズだが、これに限らずプロは使い慣れたドライバーをなかなか手放せないもの。「ゼクシオ 14」もそんなことになってはいないかと思っだが全くの杞憂。青木も菅沼も小気味よいインパクト音をコースに響かせて飛ばしまくっていた。まずは青木に聞いてみた。
ゴルフサプリ(以下GS) 「ゼクシオ 14+」を使いはじめて3ヵ月ほど経ちましたが、投入当初と今を比べて新たにわかってきたことなどはありますか?
青木 実際に試合で使ってきた中で思うのは、使うほどに馴染んで安定感が増していることです。もともと「ゼクシオ」は安定感のあるクラブで、「ゼクシオ 14+」はその中でも飛びの要素がすごくプラスされていますが、飛距離も並行して安定しています。
GS 例えばどんな場面でそう感じるのですか?
青木 実は私、手の親指を故障して今シーズンの終盤2ヵ月くらいはスピードを上げて力いっぱい振ることができなかったのですが、それでもあまり飛距離が変わりませんでした。後輩や一緒に回った子から“飛んでますね!”って言われたくらい。選手同士ってケガをしている時のショットの温度差みたいなものがよくわかるのですが、"本当にケガしてます?"と本気で疑われました。
GS どれくらい振ってどんな感じの球が出たのですか?
青木 いや、もう自分的には全然振ってないんですよ。何せ振れないですから。でも球を押せている感じがある。普通ならヘッドスピードが上がらないと球の高さが十分に出ず、自分がイメージする放物線が描けないのですが、振れていないのにほぼイメージ通りの弾道になるんです。これくらいの高さで、こういう球筋で、こういう落ち方してほしい、というのが出るんですよね。
GS なぜそんなふうになるのだと思いますか?
青木 まずスピン量が適正なんだと思います。私はちょっと低スピンが好きなのですが、 球が上がりすぎず、しっかり前に行ってくれる感覚があって、結果的に他の選手と同じくらい飛んでいたり、ちょっと前に出る時もあったりするくらい。これは体感していてちょっと不思議な感覚でした。あと、初速も出ています。これ飛んだなっていう球が、すごく高い確率で出ている感じでした。
GS 打感や打音についてはどうでしょう。プロのゴルフにプラスに作用していますか?
青木 していますね。今回は特に音がいいと思います。私は音が良くないと当たった感じがしないんです。そもそも「ゼクシオ」との出会いは打球音。9歳の時に練習場で一番いいインパクト音だったクラブを父に買ってもらったら、それがゼクシオだったんです。入口が打音、自分の名前もセレナーデからきていますから音には厳しいんです(笑)。その点「ゼクシオ」は、”ゼクシオサウンド”というくらい打音にこだわっていて、人が快適に感じるようにインパクトの音域が設定されていますから、より気持ちいいのだと思います。プロアマで一緒に回っているお客さんからもよく“いい音がしますね”と言っていただいています。もちろん打感もいいですから、感覚的な面からも飛距離アップの要素になっていると思います。
GS アマチュアゴルファーへのアピールポイントはどんなところでしょう?
青木 今回のモデルは見た目のカッコよさもすごくあります。“本当にゼクシオなの?”と言われることもあるくらい、これまでとイメージがガラッと変わり、誰もが手に取りやすくなったと思います。でも打ってみるとゼクシオの安心感はちゃんとあるんですよね。当然ながら歴代モデルの中では一番安定していますし、私にとっては一番楽しめるクラブでもあります。アマチュアの方の多くは安定感を求めると思いますが、一方で飛ばしに対するロマンもずっともっているはずです。それを叶えるために研究を重ね進化したテクノロジーを注ぎ込んだのが「ゼクシオ 14」と「ゼクシオ 14+」。これまでで最高のドライバーですよ。