尾崎将司氏と松山英樹が最後のラウンドで大笑いした話
【ありがとうジャンボさん】
日本ゴルフ界が誇る大スター、ジャンボ尾崎と松山英樹。昨年末に78歳で亡くなったなった尾崎将司さんと松山英樹が最後にラウンドしたのは2017年の「ダンロップフェニックストーナメント」。その試合の練習日の写真を掘り起こしてみると珍しく2人が大笑いしているシーンがあった。その内容は?
当時、その場にいたメディアも予想していなかったツーショットだった。
2017年、世界ランキング4位だった松山英樹。同年唯一の日本ツアー出場が「ダンロップフェニックス」。試合前日の水曜日、松山英樹は練習場に到着するとすぐに尾崎将司氏のもとに挨拶にいった。当時70歳の尾崎氏は満身創痍の状態で試合に出ていた。苦しそうな表情をする日々が続いていたが、松山が来るとひさしぶりに彼らしい笑顔で話をしていた。
「たいしたもんだよ。同じ四国出身なのにな。俺は海を越えたと思っても和歌山だったけど、そっち(松山英樹)はアメリカだもん。和歌山とアメリカじゃ、全然違うよ。ほんとにたいしたもんだよ」
また松山の腕と首に少し腫れた部分があるのを発見した尾崎氏は、
「どうしたんだ、それ。虫かなんかに刺されたのか。バーディっていう蜂じゃないのか(笑)」
初日のペアリングで同組になったことについては、
「これが20年前ならよっしゃーとなるよ。今は体調がな。『人生は重荷を背負うがごとし』だよ」
10分程度の時間でしたが、2人だけの貴重な会話。松山英樹が去った後、報道陣に囲まれた尾崎氏は次のように語っていた。
「向こうの試合(PGAツアー)はけっこう見てたよ、ほかにやることないから(笑)。世界のゴルフのレベルはどんどん上がってきている。まず飛距離が伸びている。そこについていきながら勝っているからな。相当なトレーニングというか、鍛えていると思うよ。俺は日本しか見ていなかったけど、ヒデキは世界を見ている。色んな方法論とか練習を試しているんだと思うよ」