ベン・ホーガン ゴルフスイングにおける不変のベースとアレンジ要素の分け方
アイアンが際立つ!強いスイングの作り方[第14回]
2021/08/14 ゴルフサプリ編集部
右手首と右ヒジをしなやかに生かすスナップ動作は、アプローチからフルショットまで変わらない。サイドスローのイメージでヘッドを走らせていけば、スイングのサイズも自在に調整できる。
右手はフェース面をヘッド軌道にスクエアにするつもりでダウン。サイドスローのイメージ。
右手首はコッキングではなくヒンジングを主体に、クラブの重みを受け止めるように深く曲げるのが正解。
アドレスから軽く両ヒザを締めておくと、腰の前傾角度が安定した鋭いターンを促せる。
ヒザの動きにブレがあると、腰のターンがスムーズに行えない。反復性に欠ける動きになりやすい。
グリップエンドをヘッド軌道に向けるように、左腕をローリングさせるとオンプレーンに上げやすい。
左腕をローリングし、左手でグリップエンドをたぐると、ロフトを立てて当てやすく、低く振り抜きやすい。
左ヒジを下に向けたままでは必要以上にアップライトに上がりやすくなる。
左腕をあまりローリングせず、ヘッドをリリースすると左サイドが浮き上がり、ヘッドが高く抜けやすい。
「アドレスでやや上向いていた左手甲を、インパクトでは下向きになるほど締め込むことでロフトを立てる。右手はスナップのリリース方向を、左手に従って行うだけ」(森)
左手を内側に巻き込むようなグリップエンドのたぐり込み動作は、左腕のローリングと連動することで緩急やポジションを調整できる。