テーラーメイド ゴルフ株式会社 ハードグッズプロダクトアジアディレクター 高橋 伸忠
息子のチャーリー君と出場した『PNCチャンピオンシップ』では、『ステルス プラス』のドライバーを使用して、2位タイに入ったタイガー。
今回のフェース形状をチタン素材で作っていたら約43グラムになっていたが、カーボン素材にしたことで約24グラムまで軽量化。チタンフェースではなくなったことで溶接する必要もないので、接合部分にも余計な重量がかかっていない。
形状や編み方が異なるカーボンシートを60層も重ねることでカーボン素材の弱点であった耐久性を克服。またフェース面はツイストフェースを継承することで、ミスヒットしたときの曲がり幅を抑えている。
『ステルス』シリーズのトゥ側にある小さい穴はスピードインジェクションの名残り。前作までは、この穴からジェルを流し込んで反発性能を調整していたが、カーボンフェースは精度が高かったために、その必要がなくなった。
『ステルスシリーズ』のヘッドは3タイプ。飛距離、安定感、寛容性のバランスを重視した『ステルス』が最もスタンダードなタイプで、ソールにウェイト調整機能がある『ステルス プラス』はアスリート好み。ハイドローの意味がある『ステルス HD』はつかまった高弾道ボールが打ちやすい。