ネーミングの「10K」は、10×1000を意味する。ヘッド上下左右の慣性モーメントの合計が10000g・㎠を超える大慣性モーメントのヘッドだ。
「G430 MAX 10K」「G430 MAX 10K HL」のヘッドのちがいはソール後方のウェイトのみ。ヘッドのサイズとシェイプは同じ。投影面積が大きく、アドレス時の安心感が高い。
トウ側でもヒール側でも、フェースの下でも、上でも、ヘッドの慣性モーメントの大きさで、球の初速、方向、スピン量の変化が少なく、驚異的な寛容性を発揮する。
「G430 MAX 10K」「G430 MAX 10K HL」共に、充分な重心角に設計されているので、大型&大慣性モーメントヘッドでありながら、適度なボールのつかまりが得られる。
S、Tともにソールの幅は狭い。その反面、ラフや厳しいライでのヌケの良さと操作性は抜群。
高いスピンコントロール性と、ナイスショットの快感がたまらない打感の良さが、ブループリントの最大の魅力。
T(左)は少し出っ歯に見えるほどのストレートネック。ヘッドサイズはどちらもかなり小さめだ。
比較するとSのキャビティは深く見えるが、スイートエリアの拡大効果より低重心化を狙ったものだろうとの評価。