蛭田みな美の飛距離を15ヤード伸ばした2つの秘密。瞬発系トレーニングともうひとつは？
進化する技術「私流」トーナメントにおけるプロのコメントからテクニックを深掘り！VOL.18
クラブヘッドと一緒にグリップエンドも目標方向に移動するとヘッドスピードは上がらない。フォロースルーでは、左ワキを締め、グリップエンドを体から離さないのがベター。
フォロースルーでは左ワキをしっかりと閉めることによって、グリップエンドが体から離れるのを防ぐことができ、ヘッドが走る。
アドレスではスタンスを広めにとり、重心位置を低くする。バックスイングでは両腕と肩でできる三角形を崩さないように、最初の50センチは飛球線に沿ってクラブを上げる。右足股関節の上に上体が乗ったら、丹田に力を入れてからダウンスイングをスタート。そのまま一気に振り抜く。
インパクトからフォロースルーにかけて、上体が目標方向に突っ込むのはＮＧ。グリップエンドを体から離さず、上体の前傾角度をキープしたまま振り切ろう。
オフシーズンには野球のバットを振り込んだという蛭田だが、その際は何度も振るのではなく、いかに最初の1回で120パーセントの力を出し切れるかにこだわった。その結果、スイング自体の出力が上がり、ヘッドスピードがアップ。インパクトでは最大のパワーをボールに伝えることができ、約15ヤードの飛距離アップにも成功。それが昨年の活躍につながった。
