遠いバンカー、近いバンカーはどう打てばいい? 藤田寛之はフェースの開きとスイングの大きさで距離を打ち分ける
スコアが5打よくなる! 藤田寛之が教える寄るアプローチの極意 第16回
2025/08/21 ゴルフトゥデイ 編集部
アプローチと同様、打つ前に球の高さやスピードをイメージし、アドレスに入る。インパクトが緩まないようにクラブをしっかり振り抜き、フィニッシュを取る。
サンドウェッジのフェースを大きく開き、それに応じてスタンスをオープンにする。ボール位置は左。手を体の真ん中に置き、シャフトの傾きをほぼ真っすぐにする。
フェースを開かずにスクエアにセット。スタンスはスクエアか、ほんの少しオープンに。ボール位置は、高く上げる時はやや左に、距離を出す時はセンター寄りにする。
バンカーが苦手な人は、スイングが小さくなりがち。体をしっかり回して、振り幅を大きくすることが大事。
目標に対してカットに打つと、軌道はアウトサイド・インになり、クラブの入射角は鋭角になる。これもボールが飛ばない条件の一つ。
スタンスに沿ってヘッドを走らせればふわりと高く上がって止まる。
どんな距離でも、ボールの2~3センチ手前にヘッドを入れて、砂を取る量を常に一定にする。
砂を飛ばす方向が重要。上ではなく前に大きく飛ばせばキャリーが出る。
遠いバンカーは、サンドウェッジでなく、ピッチングウェッジやアプローチウェッジといった番手に替えるのも有効な作戦。ロフトが立っている番手なら、同じエクスプロージョンでも飛距離が出る。
振り幅を大きくして、フィニッシュをしっかり取る。砂を薄く取ろうとすると、ホームランのミスが出やすくなるので注意しよう。
フックボールを打つイメージで、リストターンを積極的に使いながら、ややインサイド・アウトに振ると、キャリーとランが多くなる。上級者向けのテクニック。