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下手なゴルファーの壁「すくい打ち」を片手打ちドリルで解消|連載「東大式“時短”でスコアUP!」【第2回】

2018/11/25 ゴルフトゥデイ 編集部

【解説:谷垣圭太(たにがき けいた)】
1987年生まれ。東京大学入学とともに、ゴルフを本格的にはじめて、1年でスコア83をマーク。4年のときには東大ゴルフ部主将をつとめ、72のベストスコアを更新。現在も都内の監査法人で勤務する社会人ゴルファーとして、ゴルフを続けている。

前回の連載では、4月に東大ゴルフ部に入部して、夏合宿でレディスティからのハーフで50切りを達成するまでの話を中心にしました。

その後、私が夏以降に取り組んだのがアプローチ練習です。8月からは52度のアプローチウェッジを徹底的に練習しました。練習場では2時間の練習時間のうち、1時間半は52度のアプローチウェッジだけを練習していました。その結果、ほぼ初心者の状態からゴルフ部に入って、1年生が終わる3月には83の自己ベストを更新できたのです。

よく勘違いしている人も多いのですが、アプローチで大事なことはカッコよく打球を止めることではなくて、とにかく距離感です。

ただし、距離“感”といっても、フィーリングで打とうとするほどミスの確率が高まります。まずは、距離感を“距離の物差し”として考えて、振り幅の目安を作ることをオススメします。私がやっていたのはウェッジで最初に3つの距離の物差しを作ることでした。それは振り幅で考えて、「ヒザからヒザ」を最小の物差しにして、3段階でイメージするようにしました。それが次の3つです。

1. ヒザからヒザで30ヤード
2. 腰から腰で50ヤード
3. 肩から肩で70ヤード


この3つの物差しができると、アプローチ練習でも、ただボールを打つだけでなく、物差し通りの距離感が打てているかどうかをチェックしながら練習することができます。それが距離感を磨く練習にもなるのです。その後に距離のギャップを埋めるために、次の2つを追加しました。

4. ヒザから腰で40ヤード
5. 腰から肩で60ヤード


この5つがあれば70ヤードから30ヤードまでをカバーできます。

すくい打ちを片手打ちドリルで解消

またアプローチの練習においては片手打ちの練習が有効だと思います。ゴルフスイングは、両手でグリップを握ってボールを打ちます。しかし、よく考えるとスイングでは右手と左手で役割が違います。私の場合は、右手で方向性を出して、左手で飛距離を出す感覚でした。これは逆の理論もあって、右手で飛距離、左手で方向性を出すという理論もあります。それはどちらでも、自分の思うイメージで良いと思います。大事なことは、右手と左手で役割が違うということです。

だったら練習は片手ずつやる方がミスの原因がわかります。両手でボールを打っていても、右手と左手のどちらが良くて、どちらが悪かったかはわかりにくいです。私の場合はまずは左手でPWを打って、50ヤード飛ばすことを目標にしました。

これは、かなり難しいです。初めて左手で50ヤードを打とうとすると、ほとんどの人はショートすると思います。それは左手の筋力不足でクラブを支えられていないからです。またすくい打ちになっていると、インパクトでロフトが寝てしまうので、ロフトどおりの距離が打てません。実は、長年ゴルフをやっていても、上達できない人の多くは、このすくい打ちが原因ではないでしょうか。すくい打ちだとドライバーでも飛距離が出ず、アイアンでもダフリの要因になり、アプローチでも距離感が合いません。だから、全てのショットの悪癖になってしまうのです。インパクトのイメージとしては、ロフト通り、もしくは少しロフトを立てるくらいのイメージが良いと思います。

PWを左手1本で50ヤード飛ばすような打ち方ができれば、ロフト角の通りに打つ感覚もマスターできます。すると、ドライバーでもアイアンでもナイスショットの確率が増えます。だから、PWの左手1本ドリルを続けていると、他のクラブでも好影響が出るのです。

8月からの半年間、アプローチを重点的に練習するだけで、大幅に私がスコアアップできたのは、アプローチの練習が、他のフルショットの上達にもつながったからだと思います。先ほどの距離の物差しのところで「腰から腰の50ヤード」の目安について説明しましたが、実は他のショットでも基本となるのは「腰から腰のスイング軌道」。つまり、アプローチの練習で腰から腰の50ヤードを練習することが、フルショットの練習にもなっているのです。そういう意味では、アプローチ練習こそ、100切りへの最高の時短練習法と言えるでしょう。

すくい打ちを解消する東大式片手打ち練習

左手一本で、PWで50ヤードを打つ

ハーフスイングでも、ロフト通りのインパクトができれば左手1本で50ヤードは飛ばせる。すくい打ちのクセがある人は、ロフトが寝てしまい、距離が出ない。

右手では、方向性を意識して真っすぐ!

右手1本で打つときはフォローでヘッドがインサイドに入りすぎないように注意!テークバックとフォローが同じ軌道になることが理想。

右手首をキープしてロフト通りに!

右手で打つときには、右手首の角度をスイング中に変えないようにボールを打つ。手首の角度を変えなければ、ロフト通りにインパクトすることができる。

GOLF TODAY本誌 No.549 76〜77ページより

連載「東大式“時短”でスコアUP!」【全6回】

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