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渡邉彩香 5年ぶり涙の復活優勝! 笑顔の優勝会見【一問一答】

万全に対策して頂いて安心してプレーすることができました

2020/06/29 ゴルフサプリ 編集部

アース製薬の大塚会長(左)と優勝した渡邉彩香(右)

4ヶ月遅れで始まった日本女子プロゴルフツアー。開幕戦となったアース・モンダミンカップは、史上初の月曜日決着で幕を閉じた。

そして、この日の主人公になったのは渡邉彩香(大東建託)。2015年の樋口久子Pontaレディス以来、5年ぶりのツアー通算4勝目は、涙なくしては語れないものだった。

久しぶりの優勝争い、そして初めてのリモートによる優勝会見。そのリモート会見の模様を一問一答でお伝えする。

試合中は一切ボードを見ていなかった

――優勝争いも久しぶりだと思いますが、優勝争いしているときの気持ちは?

ボードを一切見なかったので、歓声もなかったし、あんまり優勝、優勝という意識は、今までの優勝よりも薄かったと思います。

――優勝争いしていると考えずにプレーして?

そうですね。今は、そういうのを出してもいい方に行かないんじゃないかなと、なんとなくそう感じたので、自分のプレーに徹するというのを意識してやりました。

――本来の開幕時にいい調子だったとのことですが、緊急事態宣言中は、どのように過ごして?

ずっとお世話になっている地元のゴルフ場があったので、そこでお客さんが出てからとか、少し練習させてもらったりとか。いつも通りはなかなか出来なかったですが、せっかくいい状態であったので、それを鈍らせないように、うまくタイミングを見つけて、練習をするようにしていました。

――今年本来であればオリンピックがあって、前回優勝した際もオリンピックの時期で、オリンピック時期に強い?

元々東京オリンピックは目標にしていたので…今はかけ離れて遠い目標なんですが、でも来年伸びたというのももしかしたら、何か運がついてるかもしれないので、そういう面に関しては、そうですね。できる限り一生懸命頑張ろうと思います。

――オリンピックも胸の内に秘めて?

そうですね。ずっと目標ではあって、リオを逃してから、その悔しさを晴らしたいというのがずっとあったので、その思いはずっとありました。

――今大会はコロナ対策をしていましたが、どのように感じて?

やっぱり試合を開催して頂くにあたって、すごく万全に対策して頂いているのを、私だけじゃなく選手みんなが感じていたと思うので…もちろん感染しないように、気を付けていたのですが、試合自体は、安心してプレーできたなと思います。

握手したり、優勝してハグしたりとかが、なかったのが今こういう状況なのであれですが、それ以外は本当に安心して、プレーすることができたと思います。

――今後はどのように調整して?

引き続き、せっかくいい状態になったので、この感じを鈍らせないように、地元に戻って、変わらずに一生懸命やって。
今週試合になったら、こうなっちゃうなという部分も見つかったので、そこの修正をしながら、次の試合に備えたいと思います。

――1日の順延の影響は?

雨でもしかしたら、最終日が中止になってしまうのでは?という気持ちもちょっとあったので、最終日プレーできるだけでも嬉しかったです。

――5年間勝てなくて、リオオリンピックでも悔しい思いされて、1番辛かった時期は?

厳しかった時期は、去年、一昨年の2年間ですかね…

みんなの顔が浮かんで、ちょっと泣いてしまいました

――それは黄金世代など色々な選手が出てきて?

選手とか、周りというよりも、自分の一番好きなクラブが気持ちよく打てないという苦しさが大きかったです。変な話、自分からドライバーをとったら、何が残るんだ?という感じでした。

――フェードに戻されていますが、一時期ドローを取り組まれたりして、スイングを崩して?

そうですね。よかった年があって、リオに行けなくて、その中で「もっとこうしたい、ああしたい」と自分に足りない部分ばっかりが、浮かんでしまったので、そういうのもあって、フェードの幅を狭めてストレートぽく打ちたいとかが、出てきて迷いに繋がったなと思います。

――それが一昨年、去年と深みにはまってしまって?

はい。そう思います。

――川口キャディが泣いていて、友人も祝福してくれて、そういった方々の顔を見ての気持ちは?

やっぱりその時が一番私も涙がでそうでした。

――最後の方はうるっとしていて?

そうですね。「やっぱりここ数年苦しかったですよね?」という話を言われた時は、みんなの顔が浮かんで、ちょっと泣いてしまいました。

――特にやるせなさを感じた場面は?

たくさんスポンサーして頂いていて、そのホステス大会が年間通して何試合かあって、そこで結果が一切残せないというのが、去年あったので、それは結構自分でもふがいないし、プロとして所属させて頂いている大会で、こんなプレーでプロとして失格だなという気持ちになりました。

――スイングで左に突っ込む癖があったとのことですが、ずっと直そうと思っていて?

直したいとは思っていましたが、なかなかどう直していいかというのもあったり、去年の途中からコーチに付いて見てもらうようになって、そこで直し方を色々提案してもらって、自分に合う、合わないというか…このイメージは嫌とか、振っていて気持ち悪さがあるのは嫌だったので、それをコーチに素直に言って、「これは気持ち悪いから試合では打てなさそうだ」とかそういう話し合いをしながら、色んな直し方を、いろんなアプローチでそこを直そうと取り組んできました。

――コーチはどなた?

中島規雅さんにお世話になっています。

――無観客で行われましたが、歓声が聞こえない分、自分のプレーに集中できた?

そうですね。ボードも一切見ていなかったので、そういった面では集中できた部分はあったと思います。でもやっぱりギャラリー方がいっぱいいたほうが、自分の気持ちが盛り上がるので、そこは寂しい部分もあり、でも今の自分の状況を考えたら、そのお陰で自分のプレーに集中できたかなという気持ちもあります。

――フェード、スライスでいいやと思った、覚悟を決めたのはいつ?

去年の夏くらいです。

――予選落ちが続いていた時に決めて?

そうでうね。自分でやれるだけ一生懸命やって、一向に良くならなかったし、やっぱり私はフェードじゃなきゃダメなんだなと思って、その球を打っている自分が1番気持ちよくゴルフできていたと思ったので、フェードで行って…ただ質を上げて、フェードをもっと極めてもう一段レベルを上げられるようにと考えていました。

――ジュニアの時期はドローで?

そうですね。元々そうですね。

――いつも帯同されていた妹さんが離れて、気持ちが変わった?

寂しい気持ちはありますが、でもやっぱり妹も家族が出来て、そっちも大事にしてほしいと思ったので、私が頑張って「大丈夫だよ」と試合でアピールしてあげないと、と思っていたので、こんなに早く、こんないい形でよかったなと思います。

――ご自身のご予定は?

まだないです。(笑)

――昨年の夏頃は試合でドライバーをバッグから抜いたと思いますが、その決断をした時の心境は?

ドライバーを抜いて、私に何が残るんだろうと思いながらやっていました。

――それを決めざるをえない状況?

そうですね。ドライバーが入っていると、好きな気持ちは変わらないので、打ちたくなってしまうので、そこでまたマイナスなイメージがついてと、繰り返していたので、一回抜いて、ドライバーに休憩させて、そこから一からやろうという思いでした。

――今週使ったドライバーは昨年QTの時から使っていたもの?

そうです。

――9番、15番で惜しい場面がありましたが、そういった場面での気持ちの変化は?

元々今週はあまりガツガツやりすぎないというのが、自分の中でテーマというか、今の自分の状態だとガツガツやってうまくいく感じではないかなと思っていたので……いいパットでしたし、思ったように打てたショットの1つという感じで、考えるように、気持ちを持てるように意識していました。

――そう思うように心掛けていた?

そうですね。初日、2日目で欲が出始めてから、ショットがぶれたこともあったので、せっかくいい状態になっているのを欲を出しすぎて、ミスに繋げるのは勿体ないなと、キャディーさんと話していて、決勝ラウンドは欲を抑えて、さらーっと回るではないですが、穏やかに回れるようにというのを意識してみました。

――今日最高の結果が出て、改めてゴルフに対する思いに変化はでましたか?

ここ数年、ゴルフがすごい苦しいという時期があったので、凄く楽しかったです。自分の好きなドライバーを気持ちよく打って、それがこうやって結果に繋がって…。優勝できなくても、凄く楽しかったと今週は終われたと思いますが、それに優勝がついてきてくれたので、最高の気持ちです。

――優勝したから、ゴルフが好きになったよりも、調子が悪い時期もずっとゴルフが大好きで?

そうですね。やめたいとか、嫌いとかはなかったですね。

写真/Getty Images/JLPGA提供

清々しい笑顔。ツアー通算4勝目、おめでとうございます。

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