1. TOP メニュー
  2. レディース
  3. レッスン
  4. ゴルフスイングは“テニスボール打ち”で、しっかりした「打ち抜き感覚」をマスター!

ゴルフスイングは“テニスボール打ち”で、しっかりした「打ち抜き感覚」をマスター!

吉本 舞の“ゴルフ上達の近道”を教えちゃいます! 第3回

2020/11/14 ゴルフサプリ 編集部

ゴルフがあっという間にうまくなれるコツを、吉本舞がわかりやすくレッスンするシリーズ。今回はボールがうまく当たらないと、きちんと当てようと考えてしまいがちだが、実はそれが上達を妨げる一番の要因だ。「ゴルフボールの代わりにテニスボールを打つ練習で、打ち抜き感覚をマスターしてください」と吉本はアドバイスする。

吉本 舞
よしもと・まい/佐賀県出身。USLPGA Teaching&club professinaの資格を取得。ゴルフの楽しさを多くの方に伝えたく、敏腕カリスマコーチ森守洋に師事。現在は東京ゴルフスタジオ(三鷹市)で多くのアマチュアをレッスン。一人一人の悩みに寄り添い、丁寧でわかりやすい指導で大人気。Instagramにてゴルフレッスンやゴルフウェアコーディネートなど更新中。@maiyoshimoto_

インパクトに向かうクラブヘッドの加速感覚を体感しよう

ボールに合わせるように打つ「フリップ」が上達を遅らせる

前回で説明したクッション叩きの練習で、自分なりの自然な動きがつかめたことと思います。右手首を柔らかく使ってクラブヘッドを加速させる感覚や、両手でクラブを持ってスイングしたときの振り抜き感覚が、ゴルフの上達に直結します。スタジオでインパクトバッグを使ってレッスンするときは何度か思い切り叩いて頂いて、それからクラブヘッドが当たる瞬間にインパクトバッグをどかせるのですが、そうすると皆さん、「エッ!?」とビックリするくらいフィニッシュの位置までしっかり振れるんですね。振り抜こうと思わなくても、インパクトでクラブヘッドが加速するから、クラブが勝手に振り切れてしまうんです。

こうした振り抜き感覚を覚えたら、ボールを実際に打つ練習へと移りましょう。といってもフェース面は小さいですし、構えたときにゴルフボールもかなり小さく見えてしまうでしょう。実際、フェース面にボールをきちんと当てるのは結構難しいこと。経験の長い人でもちゃんと当たらないことが多いですし、経験の浅い人や初心者はなおさらです。

ボールに当たらないとどういう現象が起こるかというと、フェース面をボールに合わせるような動きが生じやすいのです。これを「フリップ」といって、インパクト前に手首が目標側に折れてフォロースルーが小さくなってしまいます。右手首が手のヒラ側、左手首が甲側に折れてはクラブヘッドが減速して、クラブがしっかりと振り抜けません。フリップがクセになると上達が遅れますし、スランプに陥ってしまうことにもなります。

第2回で紹介したクッション叩き練習
小さいゴルフボールを小さいフェース面にきちんと当てようと思うと、ボールに合わせるような動きとなる。
インパクトに向かってクラブヘッドが減速し、しっかりと振り抜けなくなってしまう。

テニスボールならクラブヘッドを加速させて打ちやすい

ゴルフの経験の浅い人や、きちんと当たらないと悩んでいる人は、ゴルフボールの代わりにテニスボールを使ってスイング練習をするのが一番です。クラブは7〜8番アイアンがオススメ。インドアの練習場でないとなかなかできませんが、テニスボールの代わりに小さめのゴムボールを使っても構いません。このボールをティアップして打ちましょう。ゴルフボールよりも大きいですし、ティアップすることで安心感が生じます。スイングのイメージはクッション叩きとまったく同じ。テニスボールにうまく当てようと思わないで、テニスボールに向かってクラブヘッドを加速させましょう。この加速感覚がすごく大事なんです。

クラブの振り抜き感覚をもっと正確にいうなら「打ち抜き感覚」です。クッション叩きのイメージでインパクトに向かってクラブを加速させようと思えば、両手が先行して「ハンドファースト」の形が自然に作られます。クッション叩きだって両手よりもクラブヘッドが先行してしまうと、強く叩けませんよね。両手が先行し、クラブヘッドがやや遅れた形のハンドファーストの形を作るのがパワフルなインパクトを生み出し、フォロースルーでスムーズに振り切れるようになります。

クッション叩きから、いきなりマットの上に置いたゴルフボールを直接打つ練習へと切り替わるとほとんどの人がうまく当たらず、戸惑ってしまいます。間にテニスボールを打つ練習を取り入れることで、効率よく上達できます。ゴルフボールを打つ練習でもフェアウェイウッドなどマットの上のボールを直接打つのがとても難しく感じられたら、ボールを低めにティアップすればフリップを防止でき、しっかりした打ち抜き感覚のマスターに役立ちますよ。

テニスボールをティアップして打つ。小さいゴムボールを使ってもOK。
インパクトに向かってクラブヘッドを加速させようと思えば、ハンドファーストの形が自然に作られる。
クラブは7〜8番アイアンが最適。クッション叩きの要領でバックスイングしよう。
ボールに丁寧に当てようと考えず、ボールをしっかりと打ち抜くことを第一に考える。
クラブヘッドの加速感覚にまかせれば、意識しなくてもフィニッシュまで振り抜ける。
テニスボールを使って打つ練習でフリップを解消し、打ち抜き感覚をマスターしよう。

最後に動画でチェック

ゴルフボールの変わりにテニスボールを低めにティアップして打つ練習をしよう。ボールをしっかり打ち抜く感覚のマスターに役立つ。

※動画はBGMが流れますので音量にご注意ください。

取材・文/三代 崇
写真/富士渓和春
協力/武蔵丘ゴルフコース



吉本 舞の“ゴルフ上達の近道”を教えちゃいます!

 第2回(前回)へ 第4回(次回)へ

【シリーズ一覧】
●第1回:クラブヘッドの重心に委ねてスイングするコツをつかめば上達が早い
●第2回:クッション叩きなら、誰でもインパクトフォームが一緒になる
●第3回:インパクトに向かうクラブヘッドの加速感覚を体感しよう
●第4回:パワーのベクトルをボールにぶつけるイメージで振り下ろす
●第5回:左右対称形で振れる往復素振りこそ、理想のスイング軌道への一番の近道!

関連記事