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どん底からの復活V!同期のスピースにリベンジ!前日ダボの18番でイーグル

一流キャディから人気レポーターへ! 世界の杉ちゃんが診る今月の一打

2021/04/03 ゴルフサプリ 編集部

プロキャディー・ゴルフ解説者の“世界の杉ちゃん”こと、杉澤伸章氏が2月の『AT&Tペブルビーチプロアマ』3日目について解説します。

GOLF TODAY本誌 No.586/71ページより

定説を覆して優勝を勝ち取った要因とは?

ツアープロの世界では、3日目の最終ホールが最終日にすごく影響すると言われています。バーディフィニッシュだと最終日に勢いがつきますが、ボギーだと失速するパターンが多いです。

しかし、ダニエル・バーガーは見事に、そんな定説を覆しました。2月の『AT&Tペブルビーチプロアマ』3日目は、最終組でジョーダン・スピースと互角の首位争いを続けていました。しかし最終ホールでOBを叩き、ダブルボギー。その結果、最終日を単独トップで迎えたスピースに対して、バーガーは2打ビハインドからのスタートになりました。

26ラウンド連続でオーバーパーなし
昨年10月の「CJカップ」以来、26ラウンド連続でオーバーパーなしを継続している。

気難しい性格が柔和になった
以前は他の選手と揉めることが多い気難しい性格だったが、19年からスピースと同じキャメロン・マコーミックを師事するようになりプレーも安定。

この2打差は数字以上に大きなものになりそうな展開ですが、バーガーは前半で3つスコアを伸ばし、後半も2バーディで最終18番をトップタイで迎えました。ペブルビーチの18番は、左サイドは海が続いていて、右にも木やバンカーがある超難関ホール。前日は左の海を嫌がって、右に曲げるOB。その残像が残っていたはずですが、ティショットは見事にフェアウェイど真ん中をとらえて、残り250ヤードから2オンに成功。見事なイーグルフィニッシュで逆転優勝を飾りました。

逆境での強さを感じましたが、この試合で優勝争いをしたスピースとの因縁もあったと思います。93年生まれで、2011年に高校を卒業したスピースとバーガーは「クラス11」と言われる有力選手が揃った年代。その中でスピースは2015年にメジャー2連勝を飾り、一躍スーパースターとなりました。一方のバーガーはPGAツアーで優勝を飾り、着実なキャリアを積み重ねて行きましたが、ケガによって19年には賞金シードを逃してどん底まで落ちました。そこからカムバックし、同期のスーパースターであるスピースとの優勝争いをしていたことが、バーガーの心に火をつけていたのかもしれません。

伝統の一戦も、今年はプロのみ!
75周年を迎える『AT&Tペブルビーチプロアマ』はプロとアマが一緒にプレーする試合だが、今年はコロナ禍の影響でアマチュアの参加はなし。

父親は世界7位のテニスプレーヤー
ダニエル・バーガーの父親ジェイ・バーガーは、世界ランク7位の元プロテニスプレーヤー。幼い頃はテニスをしていたが、姉の影響でゴルフに転身。

ツアー通算4勝目を飾ったバーガーは世界ランキングでも13位に浮上。今シーズンの調子なら初のメジャータイトルも十分に狙える。

杉澤伸章(すぎさわ・のぶあき)
1975年7月5日生まれ。02年から丸山茂樹の専属キャディとして米国ツアーを転戦。13年には宮里優作のキャディを務め、「日本シリーズ」での初優勝にも貢献。現在はゴルフ中継番組のレポーターとしても活躍。


世界の杉ちゃんが診る 今月の一打

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