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「PARADYM Ai SMOKE」ドライバーシリーズはミスヒットに強く、AIフェースの進化を感じてこれはかなり気に入った

野村タケオのゴルフ実験室

2024/01/24 ゴルフサプリ編集部 野村タケオ

野村タケオ,試打,Aiスモーク

みなさんこんにちは。ゴルフバカイラストレーターの野村タケオです。
ゴルフギア好きとしては毎年、年が明けるとソワソワしてきます。そう!新製品が発表されるんです!本当に毎回よく考えるよな~という機能が盛り込まれ、とても魅力的なクラブが発表されますよね。今回キャロウェイゴルフから発表になった「PARADYM Ai SMOKE」シリーズのドライバーをひと足早くコースで試打させてもらいましたのでレポートさせてもらいます!どんな進化をしているのでしょうか!?

取材・文・ ゴルフバカイラストレーター 野村タケオ
写真/ゴルフサプリ編集部

「パラダイム Ai SMOKE」のヘッドタイプは4種類!

キャロウェイの新作は、前作と同じ名前の「PARADYM(パラダイム)」。しかしその後ろに「Ai SMOKE(エーアイスモーク)」という名前がついています。やっぱ今回もキャロウェイは「Ai」なんですね。

デザイン的には前作とあまり変わらないように見えます。色はネイビーからグレーっぽい色に変わっていますが、まだら模様は同じで、外から見た構造もあまり変わっていないように見えます。ヘッドタイプは、今回も4種類。

パラダイム,Aiスモーク

(1)軽量モデルの「MAX FAST」
(2)捕まりのいい「MAX D」
(3)スタンダードモデルの「MAX」
(4)少し小ぶりな「◆◆◆(トリプルダイヤ)」

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Ai SMART フェース

ニューモデルは何が新しくなったのか?ボディが360度カーボンでできていて、フェースカップ構造の部分はチタン、ヘッド後方部にも金属のパーツが付いているという基本的な構造は変わっていません。

ただ、ここ数モデルで形を変えて採用され続けてきた「JAILBREAKテクノロジー」は採用されていません。いままでは「JAILBREAKテクノロジー」で剛性をアップしてきたわけですが、今回はフェース面のたわみを大きくして、ミスヒットしても曲がらず飛ぶエリアを広くしたということなんですね。これもAIが導き出したことなんでしょう。

フェースはもちろんAIフェースなのですが、名前が「AI FLASH フェース」から「Ai SMART フェース」に変わっています。当然名前だけでなく、機能性もかなりアップしているようで、トゥ側やヒール側で打ったときにも、打球が真ん中にもどってくるような飛び方をするというんですね。

フェースが開き気味でトゥ側に当たったとしても、そこから右に曲がっていかないとうことなんです。そんなことがフェースだけでできるなんて、Aiフェース恐るべしですね。

まずはつかまりのいい「MAX D」を打ってみた!

今回4種類あるヘッドの中から、僕に合いそうなヘッド(2)「MAX D」と(3)「MAX」を打ってみました。シャフトは両方とも純正の「TENSEI」です。

(2)「MAX D」を打ってみた

MAX D

まずはつかまりのいい「MAX D」から。ソールを見てみると、ヘッド後方部にウェイトが付いています。構えてみるとヘッドは大きめで、少しだけ後方に長いかな~という感じ。特に左を向いているようには感じません。形状的には前作よりもほんの少しだけネック部分がシェイプされているように感じました。つかまりのいいモデルですが、けっこう構えやすいです。

● 打感:しっかり目ですが柔らかさも感じる。
● 打音:少し金属音がするものの高い音ではなく、なかなか気持ちいい。
● 弾道:けっこう高めで、やはりボールの捕まりはいい。

野村タケオ,Aiスモーク

フェードヒッターの僕が打つと、ほんの少しだけ左に曲がるボールになりました。シャフトも少ししなりが感じられて振りやすかったです。

10球以上打ちましたが、大きくスライスしてしまうような球はなく、ほぼストレートか、少しだけ曲がりの大きいドロー系のボールという感じでした。それも少し左のラフに入るかな~くらいの間借り幅です。当然僕なんかフェースのいろんなところに当たるわけですが、大きな曲がりがないのは凄いなと思いました。

次はスタンダードモデルの(3)「MAX」

MAX,Aiスモーク

次にスタンダードモデルの(3)「MAX」を打ちました。ヘッド後方部にスライドできるウェイトが装着されています。今回の4つのヘッドの中で、スライドウェイトが付いているのはこの(3)「MAX」だけです。構えてみると(2)「MAX D」よりは後ろが短く、顔的にはこちらの方がやはり構えやすい感じがします。こちらもネック部分が少しシェイプされてて、前作よりも少しいい顔な感じがします。

● 打感:柔らかめでフェースに少しくっつくような感じもする。
● 打音:(2)「MAX D」よりもほんの少しだけ低いのかな?という感じ。
● 弾道:こちらも高く、スピン量も少し少なめ。

フェードヒッターの僕だとほぼ真っ直ぐな球筋で、落ち際にほんの少しだけ右に曲がるような理想的な弾道が出ます。ドローヒッターなら逆に落ち際に少しだけ左に行くような球になるんじゃないかな。

こちらも10球以上打ちましたが、1回完全にフェースがドン開きになっちゃったときがあったのですが、自分の感覚としては完全に右ペラの球で、右の林に打ち込むような感じだったんです。しかしこの球が林まで行かず、右ラフにとどまるくらいの曲がりですみました。

いや~これには驚きました。かなりの擦り球だったので当然飛距離は落ちるのですが、これも予想よりも飛距離の落ち込みが少なく感じました

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