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【フォーティーンが劇的に復活した背景に迫る】新時代の名器にも竹林隆光の哲学

鹿又芳典 × フォーティーン CROSS TALK 【PR】

2024/04/05 ゴルフサプリ編集部

TB-5

1年間に1000本以上のクラブを試打している鹿又芳典が、ここ数年のアイアンで最も驚いたと語った
フォーティーンの『TB- 5フォージド(以下、TB- 5)』。約10年前まで低迷していたフォーティーンがどのように復活して、新しい名器を生み出せるメーカーになったのか。今回は『TB- 5』の企画担当者からその理由を探るためにフォーティーン本社を訪ねた。
取材・構成・文/野中真一 撮影/PMT

2000年代初頭、フォーティーンと言えば竹林隆光さんだった

鹿又 フォーティーンの本社に来たのは約7年振りですが、すごく変わりましたね。開発部門に最新の機材が入っていたり、ショールームが新しくなったり、綺麗な会社になっていました。

池田 ありがとうございます。7、8年前は1番苦しい時代だったと思います

鹿又 僕らの世代はフォーティーンと言えば創業者の竹林隆光さん。竹林さん2013年に亡くなって以降は少し元気がなかったように見えたのですが、実際はどうだったのですか?

池田 今だから言えますが、当時は会社として迷走していましたし、お客さんにも飽きられていたと思います。業績も苦しかった。竹林が亡くなった後、2018年にはクラブの開発担当者も退職しました。私は入社して20年以上になりますが、あの頃はどん底でした。

鹿又芳典,池田純

鹿又芳典●かのまた・よしのり/1968年生まれ。カリスマクラブフィッターとして様々なゴルフメディアで活躍。日本を代表するゴルフクラブの有識者(写真右)。池田純● いけだ・じゅん/1974年生まれ。 フォーティーンブランド執行責任者。社会人になってから日本アマ、日本ミッドアマに出場した経験を持つ(写真右)。

鹿又 そこから、どうやって立て直したのですか?

池田 とりあえず、私が次のアイアンの企画を担当することになりました。でも、ただのキャビティアイアンを作っても面白くないなと思っていました。マッスルバックの形状に近いようなデザインでやさしく作れるアイアンにできないかと試行錯誤しながら、夜遅くまでモックアップ(ヘッドの原型)を作っていました。

鹿又 ヘッドをデザインするノウハウはどこで学んだのですか?

池田 私は竹林の元で研磨をやりたくてフォーティーンに入社しました。入社後はすぐ営業担当になりましたが、仕事が終わってからよく開発ルームでモックアップを作ったりしていました。

鹿又 そこから生まれたアイアンが『TB –5』ですよね。最初から、手応えは感じていたのですか?

TB-5

池田 重心位置までは上手くいくと思っていましたが、開発担当者に渡した時点では慣性モーメントは理想値まではいかないだろうと思っていました。でも、開発から試作品が上がってきて計測すると慣性モーメントも目標を超えていた。第一印象は「こんなのできるんだ!」と思いました。

鹿又 2020年に発売したときも、いきなり人気が出たわけではないですよね。

池田 ジワジワという感じでした。でも、鹿又さんをはじめとする有識者の反応はすごく良かった。生前の竹林からは、有識者を「驚かすようなクラブを作らないといけない」と言われていたので、それはクリアしたなと思います。

『TB-5』のターゲットユーザー「想定していたのは一人のゴルファーです」

鹿又芳典,フォーティーン

鹿又 『TB –5』をはじめて打ったときは、ここ数年で1番驚きました。アイアンの性能は形を見れば、だいたいわかるものです。キャビティ部分の構造だったり、タングステンが入っていたり、ソールが広かったりとかすると、打つ前から弾道が想像できる。『TB –5』はバックフェースに何もない。すごくシンプル。でも打つと打感はイイし、打球は上がるし、ちゃんとコントロールができる。そこに驚きました。

池田 20年前、私が憧れて入社した頃のフォーティーンのクラブは、すごくシンプルで機能的でした。だから、その時代のフォーティーンに戻したいなと思っていました。

鹿又 アスリートゴルファーからシニア、中級者まで幅広いゴルファーから評価されている『TB –5』ですが、どういうゴルファーをターゲットとして想定していたのですか?

鹿又芳典,フォーティーン

群馬県高崎市にあるフォーティー ンの本社。施設内にはクラブ、アパレルのショールームがあり、 フィッティング施設はインドアだけでなく、芝から打てるアプローチレンジも併設されている。

池田 想定していたのは一人のゴルファーです。昔から竹林は不特定多数の人に向けたクラブを作っても、ボンヤリとしたコンセプトで設計もブレてしまうので、何の特徴もないクラブになってしまう。クラブ開発は常に一人のゴルファーをイメージするべきだと言っていました。『TB –5』は昔は競技ゴルファーだったけど、今は楽しくゴルフを楽しみたいという同期入社の営業部員をイメージしていました。「この年齢でマッスルバックはシンドイけど、ボッテリしたアイアンは使いたくない」というゴルファーです。

鹿又 ちなみに、さきほど見学させてもらった開発室にあったヘッドは新しい『TB –5』ですか?

池田 まだ詳しいことは言えませんが、今年秋の発売を予定している新モデルです。

鹿又 4年目でついにリニューアルですね。

池田 商品サイクルはなるべく長くしたいと思っています。そうしないと、せっかく購入したお客さんがガッカリしてしまう。新『TB –5』も、確実にブラッシュアップしています。ご期待ください。

竹林隆光の哲学とは?

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