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なに、このキャメロン!? 松山英樹のパター、作って打ってみた!

2024/04/23 ゴルフサプリ編集部

シーズン開幕に見たプロトタイプを再現!

とくにプロのクラブセッティングが気になるシーズン開幕時、松山英樹が使ってるパターが変わっていた! マネして作ってみると……

ツアーきってのキャメロンマニアと言われる松山英樹。彼が使うパターは松山フリークだけでなくキャメロンフリークにも注目されている。

ご存じの通り、松山英樹のパターはバックフェースに「ボンブ」と呼ばれる黒いドットが3つ、赤いサイトライン、少しトウが上がった「ニューポート2 GSS」。しかし多くのキャメロンパターを所有し、練習日に試している姿が目撃されている。

ちなみにマスターズを制したときもエースではなく、サークルTではあるが普通のステンレスのモデルだ。

そんななかシーズン開幕時、注意して見ていると、後方から打っている姿を見ている限り普通の英樹モデルだが、フェース側を見てびっくり! ウェイトが付いている!

それも2つも、だ。ソールにウェイトがあるのにフェースにもついている!
「すごい、カッコいい!」ではないか!

次の試合ではこのパターに似ているが、完全オリジナルの「フェースウェイト」モデルになった。


試作品がよかったので似たようなオリジナルモデルを作ったに違いない! どんな効果があるのか知りたい! そこで英樹モデルを作ってみることにした。

2021年のマスターズ優勝時はエースパターではなく、ソールにウェイトがある、このプロトタイプに近いモデル。

ベースとなったのは2016年のセレクト。ソールのトウとヒールにウェイトがあるモデル。

「フェースに2つタングステンを入れてほしい」とオーダーすると「いやいや、ソールにウェイトがあるんでスペースないですよ」と却下されたがなんとか頼み込んでできたのがこのパターだ。

パターのトップブレード分、超狭い幅を精密に加工してもらいタングステンを挿入、20グラムほど総重量がアップした。


フェース面にタングステンを2つ装着。
バックフェースは雰囲気を出すために黒に変更。
ソールのウェイトがあるのにフェースにもウェイトを。限られたスペースに装着できる技術力!

この「ニューポート2」をはじめとした、いわゆる「ピン型」と呼ばれるパター、操作性はいいが慣性モーメントでは、さすがにマレットに劣る。

その結果、ロングパットはそこそこ寄るがショートパットは外してしまうという現象が起こる。ここがこのタイプのパターを使うゴルファーの泣き所ともいえる。

で、完成したパターをテストした結果どうかというと「いい!」。
総重量が20g近くアップし(それもヘッドのみで)、ヘッドの軌道が超安定。今まではとくにテークバックでヘッドのブレが気になることがあったが皆無、打感もよくなりインパクトが力強くなった。

「何かに似ている……」

オデッセイの「トライホット5K」だ。オデッセイは新しい「トライホット」からソールのフェース寄りにウェイトを付けて「浅重心化」し、ストロークとインパクトを安定させている。まさにその効果と同じ。言ってみれば「ピン型のマレット化」ができたのだ。

とにかくオススメ……、と言いたいところだがチューニング費用が新品の現行のスコッティ・キャメロン3本分ほどかかる……。

その後、松山英樹はこのようなチューニングが施されたプロトタイプを使うことはなくなった……。しかしプロトタイプのパターで何かをつかみ、「ジェネシス招待」の優勝につながったに違いない。

実際に打つとフィーリング、タッチ、ミスへの強さ、すべてよくなった。

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