23万円の高級ドライバー!マジェスティ「プレステジオ テン」を試打してみた!
高級ゴルフクラブと聞いてまず頭に浮かぶのはマジェスティです。そのマジェスティの10代目となるドライバー「マジェスティ プレステジオ テン」。そのお値段なんと23万円!(税別)。
僕たちの使っているクラブといったいどこが違うのか?やっぱり飛び性能は高いのか?そんな疑問を晴らすため、一般アマチュアゴルファーでゴルフバカイラストレーターの野村タケオとプラスハンデのトップアマが打ってみました!
撮影/野村タケオ
試打したのはこの二人
左:佐藤順。ハンデ+1のトップアマ。ヘッドスピード47。ほぼストレートで軽く右に曲がるフェードヒッター。ドライバー飛距離は270ヤード前後。栃木県佐野市のゴルフショップ「アフターゴルフ」店長。
右:野村タケオ。ヘッドスピード42くらい。いかにもアマチュアなスイングで、捕まえるのがあまり上手くないフェードヒッター。スピン量が多め。ドライバー飛距離240ヤードくらい。ゴルフバカイラストレーター。
マジェスティ プレステジオ テンっていったいどんなクラブ?
まず目に入ってくるのはその金色に光り輝くソールとフェース。そのフェース面は1.8ミリ以下の薄肉エリアを従来モデルよりも約60%も増加させ、軽量化と広域反発性能を高次元で実現。
フェースたわみ量は従来モデルより約5%アップしてボール初速が上がり、たわみエリアは約30%もアップしたことで反発エリアが拡大し、ミスヒットによる飛距離ダウンを大幅に削減しています。
シャフトは航空宇宙分野で開発された最先端素材と超高弾性78t極薄カーボン、超低レジンカーボンの3種を採用し、さらなる軽量化を実現するとともに、しなやかなしなりと高い方向安定性を維持しながらも速く振り切れるシャフトに仕上がっている。
飛び性能だけでなく、構えてみてもクラウン部分の塗装がとても深みのあるレッドで、高級感や重厚感を感じさせ、オーソドックスなヘッド形状で目標に対して構えやすくなっています。
飛距離性能から形状、質感まで、まさに細部にまでこだわり抜かれたプレミアムドライバー、それがマジェスティ プレステジオ テンなのです。
マジェスティ プレステジオ テンを実際に打ってみた!
野村「金ピカヘッドがまぶしいね~。23万もするクラブなんてなかなか打てる機会がないから緊張するわ~。テンプラとかしたらヤバイってプレッシャーが凄い(笑)」
佐藤「僕もマジェスティは初めて打ちます。たしかに金ピカですが、いやらしさはなくて上品な金色ですよね。クラウンの色もとても深みがあって落ち着く色です」
野村「そう言われればたしかに上品な色やね。クラウンの色もそうだけど、ヘッド形状もとてもオーソドックスな顔で構えやすい。でもこのクラブ47インチもあるから、短めのクラブが好きな僕的には打てる気がしないよ」
佐藤「構えた時には少し長さを感じますよね。シャフトもこれはSシャフトですがワッグルしてみると少ししなりが大きくて柔らかめに感じますね」
野村「ではちょっと打ってみるね。こんな長いクラブ当たるかな~・・・」
ドスッ!←ダフった音
野村「やっぱりダフったよ~(笑)。僕は打ちに行っちゃうタイプだから、もう少しゆったり振るような感じで打ってみるか」
カキーン!
野村「おー!これはいい当たり!けっこうゆっくり振っているのにヘッドスピードがいつもより1~2m/sくらい速いよ!やっぱ長尺だからヘッドスピードが出るってことなのかな?めっちゃ高弾道で飛距離も250ヤード出てるじゃん。ボール初速も62m/sくらい出てるし!」
佐藤「僕が打ってもヘッドスピードは少し速めになる感じで、初速も出ますね。シャフトがしなってから戻るスピード感が凄いです。フレックスSで41gというかなり軽いシャフトですが、手元があるていどしっかりしているので頼りなさはないですね」
野村「たしかに軽いけど頼りなさはないし、タイミングも取りやすい。1球目はダフったけどそれ以降はちゃんとミートできてるしね。47インチでこんなにタイミングよく振れるってのはちょっとビックリ。あと打感も柔らかくて気持ちいい」
佐藤「打感はほんとうに柔らかいですよね。打音も落ちついたいい音です。こういう長尺で飛び系のドライバーって少し高めの金属音のものがけっこう多い印象ですが、さすがにマジェスティは打音も高級クラブにふさわしい音にチューニングしてるんでしょうね」
野村「柔らかくて落ちついた音なのにしっかりとボール初速が出てるってのも凄いよね。いかにも弾いてるって感じはあまりないんだけど、飛んでるんだよね~」
佐藤「フェースがたわんだ分だけボールを弾き返してくれてるって感じでしょうか。フェースに少し乗る感じがたまらないです」
野村「弾道も高くて驚いた。9.5度のロフトなんだけど、普通に振って打ち出し角15度とか出ちゃってるもん。僕は元々球が上がるタイプだからこれだと上がり過ぎちゃうくらい。でもキャリーはしっかり出てる」
佐藤「僕も13度くらいの打ち出し角になっていますから、本当に楽に上がってくれるクラブですね」
野村「しかし総重量が260gしかないのに、順ちゃんが普通に振っても打てるっていうのは凄いよね。しかも僕がゆったりめに振ってもちゃんとヘッドスピードが出て飛距離も出るんだから。これだけ気楽に振って真っ直ぐな球で250ヤード飛ばれたら、普段の一生懸命振ってるスイングはなんなんだって気になるな~」
佐藤「やはりこのシャフトの出来が素晴らしいですね。高級な材料をふんだんに使って、このしなやかさとスピード感を生み出してるんだと思います。そうとうこのシャフトにはコストがかかってるんじゃないでしょうか」
野村「なるほど、そういう部分で値段が高くなっちゃってる部分もあるのかな。見た目はけっこうオーソドックスなんだけど、しっかりといろんな素材や技術が使われてる。でもそれを「どやっ」って感じさせないところがいいな~。まさに大人のクラブって感じ」
佐藤「本当にこのクラブはトータルバランスがとても良いドライバーに仕上がってますね。これぞマジェスティって感じです。野村さん買っちゃいますか!」
野村「今日からこつこつマジェスティ貯金するから、あと5年待って~(笑)」
マジェスティ プレステジオ テンの試打評価まとめ
マジェスティ プレステジオ テンを試打してみて、見た目の高級感もさることながら、実際に打ってみるとゴルフクラブとしての性能もかなりクオリティが高く、飛び性能も抜群であることが分かりました。
値段が高いのにはワケがあるってことですね。なかなかここまで所有感を満たしてくれるクラブってないんじゃないでしょうか。みなさんも機会があればぜひ一度手にしてみてください。
(取材・文)ゴルフバカイラストレーター野村タケオ
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