プロギアの夏専用ゴルフウェア「AIR COMPO」を試してみた!
真夏ゴルフの強い味方になってくれるのか!?
6月に入り、気温も高くなってきました。すでに気温が30度を越す日もあったりして、徐々に夏が近づいてきているんだな~と感じます。
最近の夏は本当に気温が高く、太陽の下でプレーするゴルフは暑さとの戦い。そんな命の危険さえ感じるほどの暑さの中でもプレーしてしまうのがゴルフバカっていうもの。
毎年水筒と氷のうを持ってなんとか真夏ラウンドを乗り切っているわけですが、そんな僕たちのためにプロギアさんがめちゃくちゃ涼しいウェアを発売してくれたらしい。その名もAIR COMPO(エアーコンポ)!
一体どんなウェアなのか?本当に涼しいのか?ゴルフバカイラストレーターの野村タケオが早速試してみました!
撮影/野村タケオ
AIR COMPOって何?
AIR COMPO(エアーコンポ)というのは、真夏のゴルフを涼しく快適にするということをコンセプトに開発された夏専用のゴルフウェア。
「空調服」という屋外等のかなり暑い環境で作業をされる作業員の方々のために開発されたものを、プロギアがゴルフ用に改良したもの。その特徴はズバリ腰のあたりに着けられた2つの小型ファン。
これを作動させる事によりウェアの中に外気を取り込み、ウェア内の温まった空気を袖口と襟元から外に放出すると同時に、ウェア内に空気を循環させ、汗を気化させて体を冷やします。
プロギアのAIP COMPOを早速着てみた!
AIP COMPOには半袖タイプとベストタイプがあるのですが、僕が試したのは半袖タイプ。このウェアは裸の上に着るのではなく、ポロシャツ等の上に着るウェアですね。肌触りはサラッとしていて良い感じ。
腰の部分に着いている小型ファンは思ったほど重みはないのだけど、少し厚みがあるので腰に少し当たるのが気になるかな。その小型ファンを動かすための電源は充電式の小型バッテリー。このバッテリーが結構重いんですよ。
ウェアの内ポケットに入れるとかなり重みを感じてしまうので、付属のバッテリーケースに入れてベルトに引っ掛けるのがいいみたい。当たり前ですが、このウェアを着ただけでは涼しくはないです。
小型ファンのスイッチオン!
バッテリーに付いているスイッチをさっそくオンにしてみると、ウィーンという低めの音とともにファンが回り始めた。するとどうでしょう、予想以上に空気がウェアの中に取り込まれ、ウェアの中を空気が循環し始めます。
それと同時にウェアがプクーっと膨れて、かなりふっくらした人のような感じに。たしかにこれは涼しい!予想以上に涼しいです!
この日は30度までいかないくらいの気温だったから、最大風量にすると肌寒いくらいに感じました。これなら真夏の暑い日でも、けっこう快適なのかもしれません。
小型ファンの回る音は思ったほど大きくなく、ずっと継続して同じトーンの音が出ているだけなので、あまり耳障りな感じではないですね。ウェアが膨れることでファンが少し浮き上がり、腰に当たる違和感は少なくなりました。
ゴルフウェアとしてはどうなの?
予想以上に涼しさを感じられたAIR COMPOですが、これはゴルフウェア。ゴルフのときに着用してどうなの?ってのが問題です。いくら涼しくてもゴルフで使えなきゃ意味ないっすからね。
ってことで、最大風速の状態でスイングしてみました!振れますね。思ったよりも普通に振れるので、ラウンド中も着用可能かと思います。
ただ、やっぱ少しだけ腰の部分のファンが体の当たるのが気になるのと、ウェアが膨らんでるのが気になるってことはあります。でも慣れれば普通にスイングできるんじゃないかと。
さすがに競技にガッツリ出るときにはこのウェア着てショットしたくないですが、普段の遊びのラウンドなら全く問題なさそう。
ちょっと心配なことといえば、ゴルフ場のドレスコードに引っかからないかってこと。名門クラブではほぼ確実に怒られそうです。
あと、ファンの回転する音ですね。これは僕的には本当に気にならないんだけど、神経質な人と同伴するときには気をつけないとダメかも。そして作動させている時は太って見えるってことかな(笑)
プロギアのゴルフウェア「AIR COMPO」を試した感想
今までいろんなメーカーさんが出してきた夏用ウェアって、ちょっとひんやり感があるものとか、汗をかいてもサラッとしてるとかそういうレベルのものが多くて、ほんとうの意味で「涼しい」っていうのは無かったような気がします。
その点このAIR COMPOは今までに無かったかなり奇抜な発想で、本当に「涼しい」を実現したゴルフウェアといえるんじゃないでしょうか。
生地や素材で涼しくするってのはやはり限界があって、こういう電動で涼しくするって方法しか本当に涼しくて快適なウェアは作れないでしょう。
バッテリーを充電しなければいけないとか、多少違和感があったりとかってことはあるものの、この涼しさの前ではそんなことどうでも良くなりますよ。
それでもやっぱ音が気になるとか、違和感があるとかって人は、ショットの時には脱いで、移動しているときにはまた着るという手もある。もしくはショットの時はスイッチオフにして、歩く時はスイッチオンとか。
ゴルフなんてショットしている時間よりも移動している時間のほうがはるかに長いんだしね。多少面倒なことがあっても、熱中症で倒れたりするよりは絶対に良いと思います。
僕はこのウェアは「有り!」だと思います!暑い日はコースが貸し出したりするといいのにとさえ思います。
あとはこれを着る勇気だけですね~(笑)
(取材・文)ゴルフバカイラストレーター野村タケオ
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