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ドライバースイングを上達!ダウンスイングを改善して飛距離アップ

2019/11/29 ゴルフサプリ編集部

ドライバースイングを安定させるには、ダウンスイングの軌道のブレを減らすことが条件。でも、速いスピードで振るダウンスイングの改善なんて難しすぎる。そう思っているゴルファーに朗報。ちょっとしたコツでドライバーのダウンスイングを簡単に改善できる方法を小川泰弘プロがレクチャーする。

教える人・小川泰弘プロ

おがわ・やすひろ。
1972年9月5日生まれ、東京都出身。1999年プロ入り。
昭和の森ゴルフアカデミーで幅広い年代層をレッスン。実戦的でわかりやすい指導法に定評があり、これまでにレッスンしたゴルファーは2500人を超える。

取材・写真/三代 崇 協力/昭和の森ゴルフコース

ドライバーのダウンスイングを改善して飛距離アップ!

ドライバーのダウンスイングはボールに向かってクラブを振り下ろす動きだが、クラブヘッドが正しい軌道から外れてしまうとボールを正確にヒットできない。ドライバーがうまく当たらないと悩んでいる人はダウンスイングの改善につとめよう。目がさめるようなロングショットが必ず打てるようになる!

「強く当てたい」などの心理がドライバーのダウンスイング軌道を大きく狂わせる

ゴルファーの皆さんもよくご存知のように、ドライバーのダウンスイングは上から下への動きです。

そんな単純なことなのにどうしてうまくいかないかというと、トップから腕を振り下ろす動作のイメージを間違えているからです。

トップからボールに向かって振り下ろすときは、「きちんと当てたい」とか「強く当てない」などの心理がどうしても働きますよね。実はそうした心理面がドライバーのダウンスイング軌道を狂わせてしまうのです。

飛ばそうとしてボールに強く当てようとする人は、ドライバーがアウトサイドから下りてしまいやすい傾向があります。右肩が前に出て胸が早く開き、手首が早くほどけるアーリーリリースになるのです。

軌道はアウトサイドインですからフェースが開いて当たれば右に大きく曲がるスライス、フェースがかぶると左に引っかけてしまいます。

球を曲げたくない意識の強い人は、ボールに合わせようとして手だけがどんどん前に出てドライバーの振り下ろしが遅れます。そのためドライバーがインサイドから低く下りて、ドライバーが寝た状態となります。

フェースが大きく開き、そのまま当たれば右にプッシュ、インパクトでアジャストしようとしてコックが急激にほどけるとフェースが返り、チーピンが生じやすくなるのです。

体を一生懸命回そうとする人も手が前に出すぎて、クラブヘッドが遅れてシャフトが寝てしまいます。

どちらにしてもダウンスイングで体が早く開くために、体の回転と腕の振りが同調せず、クラブヘッドが正しい軌道から外れてしまうのです。

ダウンスイングは引力にまかせて腕を落とすイメージ

正しいドライバーのダウンスイングは、「腕を真下に落とす」イメージを持つことがポイントです。重力にまかせて、腕とクラブの重さを利用して真下に落とすという感覚です。

トップでの胸の向きを変えないで、腕をストンと下ろしてみてください。両足のツマ先を結ぶラインに向かってクラブを下ろすのです。

これによって右腰から下のラインが自然に決まります。どういうことかというと、ダウンスイングで両手やクラブが右腰くらいの高さに下りたときに、クラブが飛球線とほぼ平行のポジションに重なるのです。

結果としてクラブがインサイドの適性な角度から下りやすく、ダウンスイングの軌道が安定して、正確なドライバーショットが打てるようになります。

トップからはあくまでも腕の全体を下ろす意識を持ちましょう。手を下げるイメージでは胸が開きやすいですし、コックが早くほどけてアウトサイドから下りてしまいやすいので注意してください。

グリップエンドをお腹につける素振りでダウンスイングを改善する

ドライバーのダウンスイング軌道を安定させる練習法としては、グリップエンドがお腹に軽く触れるくらいまでドライバーを短く持って素振りするのが最適でしょう。

アドレスの姿勢をつくり、トップまで上げたら右腰くらいの高さまで真下に落とします。ダウンスイングでタメをつくろうとして右ヒジを絞ってはいけません。トップの胸の向きと上体の傾き角度をキープして、腕をストンと落とすのです。

そうすれば右腰の高さに下りたときにクラブが飛球線とほぼ平行となり、グリップエンドが目標方向を指します。

そこからグリップエンドをお腹のほうに向けながらドライバーを振り、フォロースルーへと向かいます。インパクト前後のエリアではグリップエンドがお腹を指しますが、フォロースルーでクラブが左腰くらいの高さに上がるまではグリップエンドはお腹のほうを指したままです。

この素振りを繰り返すとダウンスイングを安定した軌道で振り、ドライバーを正しいフォロースルーへと導いていく感覚がつかめてきます。

ダウンスイングでドライバーがインサイドから低く下りてきたり、アーリーリリースになってアウトサイドから下りたりすると、グリップエンドが目標や飛球線からまったく関係のない場所を指してしまうこともよくわかります。

ドライバーのダウンスイングを改善するためにも是非とも実践してください。

ダウンスイングを安定させるには?

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