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オデッセイ ホワイト・ホットOG|不朽のフィーリング

気になるギア

2021/01/20 ゴルフサプリ編集部

オデッセイはインサートテクノロジーでパターを進化させ続けて来た。1995年の「ストロノミックインサート」から始まり、よりすぐれたフィーリングとコロがりを追求し数多くのインサートを世に送り出してきた。そんなオデッセイの最新作に搭載されたインサートはなんと「ホワイト・ホット」だった。

ギアにもミレニアム世代が存在していた!

初代ホワイト・ホットの発売は今から20年前。2000年と言えば、古江彩佳、安田祐香、吉田優利、渋沢莉絵留といったミレニアム世代が生まれた年だが、実はこの年発売のゴルフギアにも、特別にミレニアム世代と呼ばれるべきモデルが多いのだ。

ホワイト・ホットに始まり、ゼクシオやプロV1も2000年の発売だった。女子プロとギアは偶然の一致というところだろうが、ギアに関しては「21世紀の性能」を目指した開発が行われた時期ではあった。開発陣の努力の結果が、これらの大ヒットにつながったと言うことだろう。

ホワイト・ホットに注目すれば、ボールの変化という要素もあった。1990年代はボールが糸巻きからツーピースへの世代交代の時期だった。この頃のツーピースボールは飛距離が出るものの、糸巻きボールに比べ打感は硬く、パッティングで弾きが強すぎる傾向にあった、これにインサートで対応したのが、95年発売のオデッセイの「ストロノミックインサート」だった。衝撃吸収素材をインサートに用いることで“弾き過ぎ”と“打感の硬さ”を解消し、樹脂インサートパターのオデッセイという地位を築き、ボールの変化に対応したインサートを次々に開発していった。

ミレニアム世代ギアの最高傑作!?

2000年、ウレタンカバー2ピースボールが開発され、飛びとスピン、ソフトな打感を兼ね備えることから、ほぼすべてのプロが使用するようになった。そして、弾き過ぎる初期の2ピースボールに対応して誕生し、ヒットした「ストロノミックインサート」はウレタンカバーボールを使用すると、打感がソフト過ぎる、弾きが弱くなり過ぎるようになってしまった。

このウレタンカバーボールに対応して生み出されたのが「ホワイト・ホットインサート」だった。ウレタンカバーボールと抜群の相性を発揮し、さらに、アニカ・ソレンスタムが使用し一世を風靡した「2・ボール」パターもホワイト・ホットインサートを搭載していたこともあり、あっと言う間に人気は広がって行き、20年も売れ続けるロングセラー商品となった。

キャロウェイゴルフマーケティングプロダクトマネジメント&スポーツマーケティングディレクター、寺門氏。「白だけに色褪せることを知らないのかも知れません」

石川遼が「唯一無二」と賞賛する不朽のフィーリング

「ホワイト・ホット」を唯一無二と賞賛する石川遼は、ジュニア時代からの「ホワイト・ホット」ユーザー。

「ホワイト・ホット」以降、ボールの変化や、よりスムーズな回転が得られるように新たな工夫を施した、より高機能なインサートが開発され、最新作の「ホワイト・ホットマイクロヒンジ」インサートは、打感もコロがりも過去最高の出来というが、元祖「ホワイト・ホット」インサートを愛してやまないプロも少なくない。

キャロウェイゴルフの寺門氏によれば『石川遼、重永亜斗夢、深堀圭一郎、上田桃子をはじめ多くのプロが「ホワイト・ホット」を使い続けています。インサートの機能では「ホワイト・ホットマイクロヒンジ」の方がすぐれているはずなのですが、フィーリング面で「ホワイト・ホット」を選ぶようです。キャビティアイアンの方が機能的にはすぐれているはずなのに、いまだにマッスルバックアイアンを手放さないプロがいるように、プロにとってかけがえの無いフィーリングのようです。しかし、いかにフィーリングが良くても“入らなければ”使わないと思うので、機能的にも満足しているのでしょう。石川遼が「ホワイト・ホット」を唯一無二のフィーリングと評価してくれたのですが、「ホワイト・ホット」を評するなら、この一言に尽きるのかも知れません』

そんな「ホワイト・ホット」インサートを搭載した最新作は「ホワイト・ホットOG」。オールドギャングスター(古きよきもの)というネーミングだが、ミーリングで仕上げられたヘッドに、アジャスタブルウェイトを装着し「ホワイト・ホット」インサートを搭載している。古きよきものではなく、最新最高の「ホワイト・ホット」となるはずだ。

一世を風靡した初代2・ボールは「ホワイト・ホット」を搭載。アニカ・ソレンスタムの愛用パターでもあった。

ホワイト・ホット OG

ソール

ソールにアジャスタブルウェイトを搭載。ヘッドの慣性モーメントを高めるとともに、振り心地をカスタマイズできる。

ヘッド本体

最新モデルらしく、ヘッド本体はミーリング仕上げ。こだわりの形状を細部にわたり高精度に成型。不朽の打感に構えやすさもプラス。

SPEC
●ロフト角/ 3度●ライ角/70度(#5CSは71度)●ヘッド素材/ステンレス(#5、#5CS、#7は+アルミニウムソールプレート)●長さ/33、34インチ●価格/2万8000円+税

ホワイト・ホットOG ラインナップ

プロと編集部員がホワイト・ホットOGを試打

ラインナップは5種類。今後、人気の2ボールなども加わってくると思われる。
打感はソフト、球がフェースにくっつく“間”があるのに、弾きもある。
実は僕もホワイト・ホットユーザー。絶妙な弾きだからタッチが合います。

イメージ通りの初速が得られる!
ソフトな打感と、インパクトで球がフェースにくっついてから離れる“間”がちょうどいい。さらに、弾き感も絶妙で自分が振った通りのスピード感で球が打ち出されるので、距離感がバッチリ合うところがいいですね。

田所嵩瑛(たどころ・たかあき)
1998年生まれ、茨城県出身、サザンヤードCC所属。小学6年でゴルフを始め、2016年研修生に。2019年プロテストに一発合格を果たした、気鋭の新人プロ。

とにかく打感が気持ちいい!
打感の軟らかさが、気持ちいい! しかも、多少芯を外しても球のコロがりが変わらないので距離が合います。

ゴルフライダーK(小誌編集部員)
ゴルフ歴18年、平均スコア98。スライスが持ち球のアベレージゴルファーだったが、最近曲がりがへりつつある。

独特な打感がいい!
打感の軟らかさが、気持ちいい! しかも、多少芯を外しても球のコロがりが変わらないので距離が合います。

のみ助(小誌編集部員)
ゴルフ歴35年、平均スコア90。パターでスコアを稼ぐシニアゴルファー。2021年還暦。最近飛距離低下を感じている。