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失言騒動、祖父の死をへて優勝。タイガーのように自在に球を操る勝負師、ジャスティン・トーマス

一流キャディから人気レポーターへ! 世界の杉ちゃんが診る今月の一打

2021/05/02 ゴルフサプリ編集部

プロキャディー・ゴルフ解説者の“世界の杉ちゃん”こと、杉澤伸章氏が失言騒動や祖父の死をへて「ザ・プレーヤーズ選手権」で優勝したジャスティン・トーマスについて解説します。

GOLF TODAY本誌 No.587/71ページより

友人を励ますかのような「ザ・プレーヤーズ選手権」での優勝

交通事故からの復帰を目指すタイガーにエールを送るかのようにPGAツアーで最もタイガーと仲が良いジャスティン・トーマスは2カ月間の騒動を経て、復活優勝を飾りました。

1月の試合中に不適切発言をして、ラルフローレンとのウェア契約を解消されてしまったジャスティン・トーマス。2月には祖父であり、ティーチングプロだったポールさんが亡くなる不幸もあり、試合でも絶不調。1月の「アブダビHSBCゴルフ選手権」や2月の「ジェネシス招待」では予選落ちしています。しかし、タイガーが事故に遭った週の「WGCワークデイ選手権」で15位タイに入ると、翌週の「ザ・プレーヤーズ選手権」で優勝を果たしました。

平均バーディ数1位!5年連続トップ5

今シーズンの平均バーディ数1位のトーマスは、20年が2位、19年が1位、18年が4位、17年が2位と5年連続でトップ5に入るバーディキングだ。

入院中のタイガーからもアドバイス!?

優勝後にトーマスは「タイガーから18番のティショットは少しトゥ側に当たっていたと言われたが、あれはフェースが返りすぎただけだ(笑)」と語った。

「ザ・プレーヤーズ選手権」は、タイガー・ウッズが乗り移ったかのような、ボールを自在に曲げて、コースを攻めるスタイルが印象的でした。最終日の18番は左側がグリーンまで池が続いている名物ホール。トーマスは5番ウッドで右サイド方向から強烈なドロー回転で曲がりながら戻ってくるボールを打ち、フェアウェイを65ヤード以上も転がして足を使いました。これは30代の頃のタイガーを彷彿させるショットでした。

さらに18ホールのメリハリもタイガーと似ていました。全盛期のタイガーも攻めるホール、守るホールをはっきり決めていましたが、この試合のトーマスも「ザ・プレーヤーズ選手権」の王道である9番から12番でスコアを伸ばす戦略を徹底。優勝スコアは14アンダーですが、9番から12番だけでスコアを10打伸ばしています。

4月からのメジャーシーズンでは、タイガーのような強さを発揮するかもしれません。

マスターズ前になった第5のメジャー

第5のメジャーと言われるほどトップ選手が出場する「ザ・プレーヤーズ選手権」。2007年以降は5月に開催されていたが、2019年から3月開催に変更。

3世代続く、ゴルフエリート一家
祖父ポール、父マイクはともにクラブプロ(日本で言うティーチングプロ)。トーマスは父からゴルフスイングを教わった。

「ザ・プレーヤーズ選手権」はウェストウッドとデシャンボーが最終日最終組だったが、トーマスが3打差を逆転して勝利。

杉澤伸章(すぎさわ・のぶあき)
1975年7月5日生まれ。02年から丸山茂樹の専属キャディとして米国ツアーを転戦。13年には宮里優作のキャディを務め、「日本シリーズ」での初優勝にも貢献。現在はゴルフ中継番組のレポーターとしても活躍。


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