1. TOP メニュー
  2. HOTニュース
  3. 稲見萌寧は最終ホールでアンダーパーに滑り込み成功。1アンダーでホールアウト。東京五輪・女子ゴルフ競技第1ラウンド

稲見萌寧は最終ホールでアンダーパーに滑り込み成功。1アンダーでホールアウト。東京五輪・女子ゴルフ競技第1ラウンド

2021/08/04 ゴルフサプリ編集部

日本代表・稲見萌寧(都築電気)のティショットで始まった東京五輪・女子ゴルフ競技の第1ラウンド。スタートから2ホール目、2番・パー4でバーディを奪って良い出だしかと思われたが、3番・4番でまさかの連続ボギー。そこからは、我慢のゴルフが続いた。だが、終わりよければすべてよし、という言葉通り、最終18番ホールでスコアをアンダーパーに戻すバーディを奪い、1アンダーで第1ラウンドを終えた。

噛み合わないところもあったけど「今日は楽しく回れました」

第1ラウンドを終えた稲見萌寧を「(今日は)ナイスバーディで締めくくりましたね」という記者の挨拶に対して、「はい」と笑顔で返して始まった囲み取材。第1ラウンドを振り返っての感想は「今日は楽しく回れました」というが、やはりこの感想は最後のバーディあってこその感想かもしれない。

東京五輪・女子ゴルフ競技の開幕を告げるティショットを打ったことに関しては「全然、緊張しなかったですね。自分のティショットで女子ゴルフが始まると思うとうれしいというか」と、プレッシャーのかかりそうな1番手の役割を楽しんでいたとのこと。

グリーンコンディションについては「(昨日までと)全然違いますね(笑)。びっくりするくらいグリーンが固くて、速くなっていて。最初の方はスピードを合わせられずに3パットをしてしまいました」とグリーンが想定以上に難しかったと話す。また、ピンポジションについて、服部道子コーチは「初日にしては難しいポジションだった」と語っており、ピンを狙うショットでも苦労はあった。

「セカンドとかでピンポジションによって構えにくくて、ミスっちゃったりとか。パターも噛み合わなくて入らなくて、というのがあったので、そのへんが少しでも噛み合ってくれればスコアはだいぶ変わってくるのかなと思います」

2人の飛ばし屋と回って「飛距離アップしないといけない」

メキシコ代表のM.ファシ。1998年生まれ、身長170cm。ものすごいスイングスピードでした。

今日明日、同組で一緒に回るメキシコ代表のM.ファシとスイス代表のA.バレンズエラのことについて聞かれると「2人はめちゃくちゃ飛ばし屋。(私が)海外に行くとしても行かないとしても、自分の飛距離は上げていかないと日本ツアーでも辛くなると思うので、飛距離アップしなければなと思いました」と、飛距離については驚かされたという。特にM.ファシはドライバーを“マン振り”するタイプ、そのため畑岡奈紗が事前に「すごいマン振りするから、つられないように」というアドバイスを伝えていたほど。

そんな2人とのラウンド中、たまに稲見から話しかける姿が見られたが「英語が話せたら、話に行きたいですけど、英語が上手に話せないから損している気分です」と、せっかくの海外選手との会話するチャンスを生かせないことを残念がる。

東京五輪・ゴルフ競技は「特別な試合」ではあるが、やっていることは変わらない、とほぼ自然体で臨む稲見萌寧。グリーンコンディションに慣れて、ショットがかみ合えばビッグスコアも期待できる。

スイス代表のA.バレンズエラ。1997年生まれ、174cm。