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スイングを良くする先生は、強い優勝者たちだ!!Part1「アマチュアもマネ出来るチャンピオンテクニック」1/3

チャンピオンのスイングは真似どころがいっぱいい!

2022/01/09 ゴルフサプリ 編集部

2020~21年の統合シーズンの女子プロを中心とした優勝者たちのテクニックを解説。「女子プロのスイング全体をマネるのは難しいけれど、ポイントごとを参考にすればスイングがかなり良くなりますよ」と大西コーチがアドバイス。もちろん男子プロのテクニックにも注目だ!

GOLF TODAY本誌 No.595 22〜33ページより

渋野日向子のチャンピオンテクニック

コンパクトなトップからカラダの出力アップで飛ばす

両ヒジを下に向けて、ハンドダウン気味にアドレスしている。
POINT バックスイングのクラブの運動量を少なく抑えてトップがコンパクトになった
トップがコンパクトになったため、方向の安定性がアップした。/お腹が目標を指すまで回転するから、フォロースルー以降のクラブの運動量は大きい。

両ヒジを下に向けて構えればショットの方向性が良くなる

渋野日向子選手は1年ほど前からスイング改造に着手してしばらく結果を出せないでいましたが、21年の後半になって成果が表れてきました。変わったのはトップのクラブの位置が低くなったという点です。両ヒジを下に向けるアドレスやインパクト後の大きな回転は以前のままですが、バックスイングでのクラブの運動量を抑えてトップをコンパクトにしたことで、方向性がさらに安定したように思います。フィジカル面でもかなり鍛えていましたから、カラダの出力で飛ばせるようになったのです。

ココがマネどころ!!

腕や手の動きを抑制し、カラダの運動量を上げるには両ヒジを下に向けて構えるのがポイント。
フィニッシュでは胸やお腹が目標を指すまでターンしよう。飛距離が伸びて、方向も安定しやすい。

古江彩佳のチャンピオンテクニック

カラダの捻転差を大きく使って飛ばす短尺スイング

上体の力を抜いてリラックスして立っているという感じのアドレス。/下半身の動きを少なく抑えて、背中が目標を指すまで上体を深く捻っている。/POINT 切り返しで下半身が先に戻り、上体と下半身の捻転差がマックス
POINT クラブを短く持てばフェースの芯に当たる確率が高い/フォロースルーは右腕をすっと伸ばして、大きな円弧を描くように振り抜く。

ミート率重視のタイプはクラブを短く持って打つ

古江彩佳選手はドライバーからパターまですべてのクラブを上手に使いこなす、オールラウンドプレーヤーです。ドライバーもアイアンも球が曲がりません。その秘訣はクラブを短く持つこと。いわゆる「短尺スイング」です。グリップの真ん中付近を持つとスイングはコンパクトになりますが、ミート率が上がってショットの方向性が良くなるという効果が得られます。

古江選手は切り返しで下半身を先に戻し、大きな捻転差を作ってクラブを振り下ろしている点にも注目。パワー効率を上げるヒントがそこにあるのです。

ココがマネどころ!!

ドライバーもアイアンも曲がり幅を少なくしたいなら、グリップの真ん中を握って持とう。
バックスイングで胸を右に90度回したら、切り返しでは腰のベルトを先に左に回すことが大切だ。

小祝さくらのチャンピオンテクニック

足裏で地面をつかむような下半身どっしりのスイング

下半身がどっしりして、体幹に軸をイメージさせるような安定感のあるアドレス。/POINT 両足をしっかり踏ん張っているからトップに力感が見られる
POINT インパクトまで両足を緩めないで下半身のパワーをボールにぶつける/下半身の動きがおとなしく見えるが、一貫して両足をしっかり踏ん張っている。

足から根っこが生えているようなアドレスを作る

見た目には下半身の動きがおとなしそうですが、実は両足の裏で地面をつかむように踏ん張り、下半身を絶対に緩めないでスイングしています。まるで足から根っこが生えているようなアドレスとスイングが、小祝さくら選手の一番の長所です。スイング中、両ヒザの高さが変わりませんし、体幹をしっかり使っています。スイング軸のイメージは背骨でもいいですが、小祝選手は胴体で太い軸を意識しているかのように見えます。だから傾斜地でも足腰が緩みませんし、軸を一定にキープしてボールを正確に打てるのです。

ココがマネどころ!!

両足を緩めないでバックスイングすれば捻転が深くなり、力強いトップが作れる。
両足の裏で地面をグリップするイメージ。そのくらい足腰を安定させれば傾斜地のショットでもミスしない。

笹生優花のチャンピオンテクニック

両足を蹴り上げるパワーで回転スピードがマックス

腕や手は何もしないで、お腹をぐいっと右に回してバックスイングする。/上体と下半身を絞れるだけ絞っている捻転の深いトップが飛ばしの原動力。/POINT ダウンスイングはやや右足体重だが、軸を真っすぐキープして大きなタメを作る
POINT インパクトで両足を一気に蹴る地面反力を利用して回転スピードを上げる/クラブヘッドで可能な限り大きなスイングアークで振り抜く。これも飛ばしのポイントだ。

体重を右足に残し気味にして両足を蹴り上げる

ダウンスイングのタメと、下半身で地面を蹴る強さ。それに人並み外れた大きなフォロースルー。笹生優花選手のスイングは、飛ばしの条件がすべて揃っています。ローリー・マキロイのスイングをお手本にしたというだけあって、両脚から生まれる大きなパワーをボールに向かってダイレクトにぶつける動きがよく似ています。

また頭を残して、クラブヘッドの遠心力を最大限に引き出している点にも注目。筋力や股関節の柔軟性がないと難しいですが、ヘッド・ビハインドの意識は持って頂きたいと思います。

ココがマネどころ!!

ダウンスイングは右足で地面を押さえつけるイメージ。ただし上体が右に傾き過ぎないように注意。
両ヒザをスプリングのように伸ばしてインパクト。お腹を引き締めておけば前傾角度を保てる。

チャンピオン

渋野日向子
しぶの・ひなこ(サントリー)
1998年11月15日生まれ、岡山県出身。167㎝。2019年の全英女子オープンを制覇し、一躍スターダムに。21年はスタンレーレディス、樋口久子三菱電機レディスで優勝。通算6勝。

古江彩佳
ふるえ・あやか(富士通)
2000年5月27日生まれ、兵庫県出身。153㎝。19年にアマチュアで富士通レディス優勝。21年のTOTOジャパンクラシックなど20~21年統合シーズンで6勝。

小祝さくら
こいわい・さくら(ニトリ)
1998年4月15日生まれ、北海道出身。158㎝。2020~21年統合シーズンは5勝をあげるなど大活躍。賞金女王候補の一人としてツアーを盛り上げた。

笹生優花
さそう・ゆうか(ICTSI)
2001年6月20日生まれ、東京都出身。166㎝。21年の全米女子オープンで史上最年少の優勝。日本では通算2勝。オリンピックはフィリピン代表で出場。

スイング解説

大西翔太
おおにし・しょうた
1992年6月20日生まれ、千葉県出身。水城高校ゴルフ部を経てティーチングプロの道に進む。日本プロゴルフ協会公認A級の資格を取得。現在はジュニアゴルファーの育成に尽力する一方、青木瀬令奈のコーチ兼キャディもつとめる。21年の宮里藍サントリーレディスオープンで青木の4年振りの優勝に貢献。メンタルやフィジカルの知識も豊富で、幅広く活躍中。

取材トーナメント/日本女子オープン、ZOZOチャンピオンシップ、2020東京オリンピック

*選手のプロフィール中のデータは11/22現在です。


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