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スイングを良くする先生は、強い優勝者たちだ!!Part1「アマチュアもマネ出来るチャンピオンテクニック」2/3

チャンピオンのスイングは真似どころがいっぱい!

2022/01/13 ゴルフサプリ編集部

2020~21年の統合シーズンの女子プロを中心とした優勝者たちのテクニックを解説。「女子プロのスイング全体をマネるのは難しいけれど、ポイントごとを参考にすればスイングがかなり良くなりますよ」と大西コーチがアドバイス。もちろん男子プロのテクニックにも注目だ!

GOLF TODAY本誌 No.595 34〜43ページより

西村優菜のチャンピオンテクニック

左右の股関節の幅の中で重心移動を使ったスイング

腰やスタンスはスクエアだが、肩のラインだけ少しクローズにしてドローを打つ。/バックスイングで重心を右の股関節に乗せて、肩の回転角度を大きくしている。
POINT切り返しで左の股関節に重心を乗せる/クラブを短く持ってスイングするから、インパクトの精度が高い。/体重のほとんどを左足に乗せて、左足だけで立つ感じのフィニッシュ。

身長が高くない人は横の重心移動型のスイングが合理的

西村優菜選手は地面反力を使わないで、横の体重移動を使ってスイングするタイプ。背の高い人は地面反力が向いていますが、西村選手は身長があまりないので軸をキープして、左右の股関節の幅の中で重心移動をしています。

左右の足に体重をグイッと乗せるのではなく、バックスイングは右股関節に、ダウンスイング以降は左の股関節に重心を乗せて回転するのがポイントです。下半身の無駄な動きがないですし、クラブを短く持っているのでクラブの入射角が揃いやすくてミート率も高いのです。

ココがマネどころ!!

バックスイングで右股関節に、ダウンスイング以降は左股関節に重心を乗せるイメージを持つと回転がスムーズになる。

勝みなみのチャンピオンテクニック

両ヒザの間隔がインパクトまで絶対に変わらない

両ヒザを軽く開いて、下半身をどっしりさせた力感のあるアドレス。/クラブを大きく上げるイメージで、バックスイングの助走が長いハイトップ。/POINT ダウンスイングで右ヒザが粘っていて両ヒザの間隔をキープしている/POINT 振り抜いたら右ヒザが左ヒザに近づくが、両ヒザの高さは変わらない

ガニ股気味に構えてベタ足感覚で振れば飛んで曲がらない

勝みなみ選手の場合、以前はクラブをカラダの近くで振ってインパクトする感覚だったそうです。それをバックスイングのイメージを、「大きく高く」と変えたことでダイナミックなスイングとなり、飛距離が大幅にアップしたと聞きました。

勝選手のもう一つの特徴は、アドレスの両ヒザの間隔をスイング中も変えないこと。「ベタ足でスイングする」と本人も語っているように、ややガニ股に構えて、ダウンスイングで右ヒザを左ヒザにあまり近づけていません。この両ヒザの使い方が正確なショットの秘訣です。

ココがマネどころ!!

両ヒザの間隔をインパクトまではもちろん、インパクト後もなるべく変えないことが球を曲げないためのポイント。

原英莉花のチャンピオンテクニック

低く長いテークバックと前傾角度のキープは必見

POINT テークバックでお腹の位置をキープし、クラブを大きく上げる/長身の体型的長所を生かした高いトップ。クラブをタテに下ろす引力によって大きな飛びが生まれる。/左ヒザをグイッと踏み込み、右ヒザを送り込んで大きなタメを作っている。
お腹を緩めずにインパクト。下半身の積極利用でクラブヘッドを加速させる。/POINT アドレスの前傾角度がフォローまで変わらない。カラダとクラブヘッドの引っ張り合いによって大きな遠心力が生まれる

前傾角度をキープし、お腹だけをひたすら回す体幹スイング

原英莉花選手は長身で手足が長く、ドライバーの飛距離はトップクラス。アイアンのキレも抜群です。原選手の長所はクラブヘッド低く長く引いているテークバックと、インパクト以降も前傾角度をキープしているところ。

以前はバックスイングで体重を右足に乗せる感じで軸ブレが少し見られましたが、今はお腹の位置をキープしながらクラブを上げています。一口で言えば、お腹に力をためておいて、お腹だけをひたすら回すといったスイングです。だからバックスイングで軸がブレないし、アドレスの前傾角度をここまでずっと保てるのです。

ココがマネどころ!!

ドライバーに限らず、アイアンでもクラブヘッドで大きな円弧を描くイメージでバックスイングしよう。
お腹の回転を意識すればお腹が緩むことがなく、前傾角度をしっかりキープできる。

吉田優利のチャンピオンテクニック

切り返しで胸をボールの右に向けたまま振り下ろす

バックスイングはお腹を右に回すイメージ。カラダが硬い人でもお腹を意識すれば、捻転がスムーズだ。/上体の捻転が深くて、背中が目標を向いたトップ。/POINT 胸をトップと同じ方向に向けたままでダウンスイングを始動
POINT 胸をボールの右に向けたままでダウンスイングする/カラダの開きが抑えられるからボールを正確にとらえやすく、方向の安定度がアップ。

ダウンスイングは急がないでゆっくり下ろすイメージ

吉田優利選手はもともと下半身が強靭で、両脚のパワーを活用して飛ばすタイプ。それに上体の合理的な動きが加味されて、ドライバーからアイアンまでのロングショットの精度が一段とアップしました。合理的な動きとは、切り返しで胸が右を向いたままでクラブを振り下ろしてくること。インパクトまで胸が右を向いている時間が長くて、ヘッドを理想的な角度から下ろしてボールをヒットするインサイドアタックを実践しています。

基本はドローヒッターですが、フェードも打てるのが吉田選手の長所です。

ココがマネどころ!!

ダウンスイングの始動の際は、胸を右に向けたままで振り下ろすことを意識付けよう。
切り返しで打ち急ぐと、ダウンスイングでカラダが早く開いてスライスなどのミスが生じる。

永峰咲希のチャンピオンテクニック

軽く足踏みしているようにリズムとテンポが一定

腰の付け根から上体を折り曲げているアドレスの形がとてもキレイでバランスがいい。/自分の力量とか限度を越えないで余力を残したスイング。トップにもゆとりが見られる。
POINT 足踏みの感覚に合わせてスイング。だからインパクトのタイミングが合いやすい/クラブの重さにまかせて、滑らかに振り抜いていくという感覚のフォロースルー。

フットワークを意識してリズムを安定させる

地味に見えますが、堅実なスイングです。それに飛距離も結構出ます。永峰咲希選手はクラブを滑らかに振り切るというタイプで、ダウンスイングで大きなタメを作るとか、体重移動をダイナミックに使うといったことは一切しません。

わかりやすく言えば、軽く足踏みしているかのようなスイングで、リズムやテンポが一定しているのです。無理や力みのないオーソドックスなスイングともいえます。スムーズなフットワークを使ってスイングのリズムやテンポを整えたいというゴルファーにはとても参考になると思います。

ココがマネどころ!!

軽く足踏みしながらカラダを左右に回してみよう。バックスイングは左カカトを浮かせながら回転する。
左足に体重を乗せて右カカトを浮かせてカラダをスムーズに回転。フットワークでリズムを作るのも効果的だ。

チャンピオン

西村優菜
にしむら・ゆな( スターツ)
バックスイングで右股関節に、ダウンスイング以降は左股関節に重心を乗せるイメージを持つと回転がスムーズになる。

勝みなみ
かつ・みなみ( 明治安田生命)
1998年7月1日生まれ、鹿児島県出身。157㎝。2014年KKT杯バンテリンレディスに高校生で優勝。21年の日本女子オープンのチャンピオン。通算5勝。

原英莉花
はら・えりか(日本通運)
1999年2月15日生まれ、神奈川県出身。173㎝。2020年の日本女子オープン、JLPGAツアー選手権リコー杯の2つのメジャーを制した。通算4勝。

吉田優利
よしだ・ゆうり( エプソン)
2000年4月17日生まれ、千葉県出身。158㎝。21年の楽天スーパーレディースで初優勝を達成し、ゴルフ5レディスですかさず2勝目をあげた。

永峰咲希
ながみね・さき( ニトリ)
1995年4月28日生まれ、宮崎県出身。158㎝。2020年の日本女子プロ選手権のチャンピオン。ツアー通算2勝。シード権の常連。

スイング解説

大西翔太
おおにし・しょうた
1992年6月20日生まれ、千葉県出身。水城高校ゴルフ部を経てティーチングプロの道に進む。日本プロゴルフ協会公認A級の資格を取得。現在はジュニアゴルファーの育成に尽力する一方、青木瀬令奈のコーチ兼キャディもつとめる。21年の宮里藍サントリーレディスオープンで青木の4年振りの優勝に貢献。メンタルやフィジカルの知識も豊富で、幅広く活躍中。

取材トーナメント/日本女子オープン、ZOZOチャンピオンシップ、2020東京オリンピック

*選手のプロフィール中のデータは11/22現在です。


チャンピオンのスイングは真似どころがいっぱいい!

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