ゴルフお悩みレッスン「アイアンがつかまらず、距離が安定しません」
連載「われらアマチュアお助け隊」【第38回】
巷で人気の個性豊かなティーチングプロが、ワンポイントに絞ったレッスンで、アマチュア読者のお悩み解決に挑む！
ゴルフトゥデイ本誌597号／112〜115ページより
今月のアマチュア｜堀口さんのお悩みは……。
今月のアマチュア
堀口敦実さん
ゴルフ歴 ／５年
平均スコア／ 98
スポーツ歴／ 卓球
ドライバー飛距離／ 230ヤード
好きなクラブ ／ 9番アイアン
好きなプロ／サンダー・ シャウフェレ
堀口さんのお悩み「アイアンで球がつかまらず打点がバラついてしまい距離が安定しません。トップやダフリのミスもときどき出るんです…」
今月のお助け隊員｜吉本 舞プロ
堀口さんのアイアンショットを見てみましょう！
堀口さんのスイング
無駄な力みを感じさせない柔軟なスイングはＯＫです！ただテークバックで下半身が流れてしまうのはＮＧです！
テークバックで左ヒザを右サイドに流さない！
写真左）テークバックでは下半身を流してクラブを上げようとするのではなく…
写真右）上体を捻転させ体幹を使ってクラブを上げていきましょう！
アドレス時からの両ヒジの緩みが不安定さの原因に！
写真 上）両ヒジが緩んでいると手打ちになりがちで体幹が使いにくいんです
写真 下）両ヒジを曲げないアドレスが手打ちを予防してスイングを安定させます！
『主な原因は』ココだ!!
両ヒジが緩んだアドレスや左ヒザを流してしまうテークバックによって球がつかまえにくく、打点が毎回異なる不安定さにつながっていたんです！
Point！
下半身の土台を安定させて上体の捻転で振ることを意識してみましょう！ 思いきってスタンスを広げてスイングしてみましょう!
通常の1.5倍のワイドスタンスで下半身を流さない意識を！
写真 左）ナロースタンスだと下半身を流してしまいがちに…
写真 右）ワイドスタンスなら下半身の動きが制限されて安定する！
下半身を安定させればインパクトも変わってくる！
写真 左）×下半身が不安定だと腕を加速させられずに弱々しいインパクトに…
写真右）○下半身が安定すると自然と腕が加速して理想的なハンドファーストに！
堀口さんのスイング【Before】
下半身が安定せず腕を加速できていなかったインパクトが…
堀口さんのスイング【After】
下半身が安定して球がつかまる力強いインパクトに！
ミス撲滅のための［お助けドリル］｜スティック右手１本ドリル
重たいアイアンを振ると腕を加速する感覚がつかみにくく、下半身を流してしまいがちに。軽いスティックを右手に持ち、下半身をあまり使わずに、右手だけを振ってスティックを走らせてみましょう。ポイントはインパクト以降で「ビュン」と加速させるイメージです。
当たりが薄く飛距離が安定しなかったアイアンがビシッとつかまるようになって気持ちいいです！
吉本 舞
『USLPGA資格を取得した本格派楽しくわかりやすいレッスンを』
ゴルフの楽しさを伝えたいと、敏腕コーチ森守洋氏に師事。USLPGA の「ティーチング＆クラブ・プロフェッショナル」を取得。現在は東京ゴルフスタジオで多くのアマチュアをレッスン。理論的かつ丁寧でわかりやすい指導で大人気。Instagramにてウェアコーディネートなども更新中！
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