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畑岡奈紗の米女子ツアー6勝目!3度目の2位に5打差以上をつけての優勝は、超大物の証?

「いまどきツアーをデータ斬り!」国内外のゴルフツアーをあらゆるデータで一刀両断 Vol.129

2022/05/08 ゴルフサプリ編集部

畑岡奈紗がDIOインプラントLAオープンで米女子ツアー6勝目を飾った。2位に5打差をつけての圧勝劇。これで5打差以上つけての勝利が3回目となった。これが、なかなかすごいデータなのである。

畑岡の米V6! 3度目の2位に5打差以上は、超大物の証?

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世界の強豪がひしめく米女子ツアーで大差をつけて勝つのは簡単ではない。畑岡が初優勝した2018年以降、今回のDIOインプラントLAオープンまでで5打差以上の勝利は11例(マッチプレー、ダブルスの大会は除く)。全体(117試合)の1割に満たない。

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その11例中、実に3例が畑岡なのである。初優勝のウォルマートNWアーカンソー選手権と昨年のマラソンクラシックが6打差、そして今回が5打差という内訳だ。

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5打差以上で勝っているほかの選手の顔ぶれがまたすごい。朴仁妃、コ・ジンヨン、キム・セヨンが2例、リディア・コとオースティン・アーンストが1例である。コ・ジンヨンは現在の世界ランキング1位であり、朴とリディア・コも世界ランキング1位経験者。キムは最高2位につけたことがある。つまり、それくらいの実力がないと大差勝ちは難しいわけだ。短い期間で3回もやってのけている畑岡は、はまった時の強さは世界ランキング1位に匹敵すると言っていい。

畑岡の6勝は岡本綾子(17勝)、宮里藍(9勝)に次ぐ日本選手歴代3位の数字である。では岡本と宮里は優勝時にどれくらいの差をつけていたのだろうか。岡本は1984年全英女子オープンで11打差という記録的な圧勝を飾っているが、平均すれば2.5打差。宮里は最も差をつけた時が4打差で平均では1.7打差である。畑岡は平均で3.8打差。日本を代表する2選手をも大きく上回っている。「ぶっちぎりの奈紗」と名付けたいくらいのデータである。

ただ、弱点なのがプレーオフで勝てないということ。これまで4戦全敗なのだ。うち2回がメジャー。昨年の全米女子オープンで笹生優花に敗れたことは記憶に新しい。ぶっちぎりに加えてプレーオフをモノにできる強さが備われば、世界ランキング1位はグッと近づいてくるはずだ。

畑岡奈紗の米女子ツアー優勝歴

大会 スコア 2位との差
2018年ウォルマートNWアーカンソー選手権 −21 6打差
2018年TOTOジャパンクラシック −14 2打差
2019年キアクラシック −18 3打差
2021年マラソンクラシック −19 6打差
2021年ウォルマートNWアーカンソー選手権 −16 1打差
2022年DIOインプラントLAオープン −15 5打差


文・宮井善一
1965年生まれ。和歌山県出身。スポーツニッポン新聞社でゴルフ記者を8年間務め、2004年にフリーのゴルフライターとして独立。ゴルフ誌などに執筆のほか日本プロゴルフ殿堂オフィシャルライターとして活動している。元世界ゴルフ殿堂選考委員。


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