元賞金女王・古閑美保が教える!女子プロからの飛ばしのヒント【Vol.20 植竹希望】
注目選手の激うまポイントとマネどころを紹介
いま注目を集める女子プロたちにみる〝飛ばし〟のヒントを、元賞金女王・古閑美保が、簡潔明瞭にレクチャーする本シリーズ。第20回は、植竹希望の飛ばしの秘密とアマが参考にしたいマネどころを紹介。ドライバーショット格上げのご参考にどうぞ!
GOLF TODAY 本誌 No.601 120ページより
撮影トーナメント/2021アース・モンダミンカップ2022ダイキンオーキッドレディス
撮影/相田克己、田中宏幸
男子プロ並み!コンパクトトップで飛んで曲がらない、パワーゴルフの象徴
ココが植竹流飛ばしの秘密【コンパクトでも飛ばせる。やわらかい手首が作るダウンのタメは天才的!】
コンパクトなトップから一気に振り抜く「男子プロ」のような鋭いスイングが魅力ですよね。
トップで手が顔の右サイドの低い位置に収まっていますから、一切無駄なく正しいダウンスイング軌道に入れる、まさに理想形です。
とはいえこれだけでは曲がらないけど飛びません。植竹さんはここから持ち前のやわらかい手首で驚異のタメを作り、しっかりパワーも溜められるのが天才的!
私のようにオーバースイングでリズムを取りつつ遠心力を使うスイングとは真逆。コパンクトでも飛ばせる現代のパワーゴルフの代名詞です。
ココがアマのマネどころ【植竹流パワースイングを目指すなら、腕を締めたまま上げて手を体の近くに下ろす!】
女子プロ界における「パワーゴルフの象徴」といえる植竹さんのスイング。パワーに自信がある男性がマネるのにうってつけです。
特徴はコンパクトなトップだとお話ししましたが、この形を作る上でのポイントはテークバック時の腕の締まり。
アドレス時から緊張感を持たせておき、そのまま両腕で体を挟み込みながら上げていくイメージで動かしましょう。
ダウンスイング時の手首のタメはまさに才能!なのでマネできない部分ですが、少しでも近づくには、手が体に巻きつくように体の近くに下ろす意識を持つのが有効です。
植竹希望 NozomiUetake
うえたけ・のぞみ(サーフビバレッジ)/1998年7月29日生まれ。東京都出身。170㎝。O型。17年プロテスト合格。
4月に開催された「KKT杯バンテリンレディス」にてツアー初優勝。渋野日向子、原英莉花らに代表される「黄金世代」10人目のツアー覇者となった。
22年メルセデスランク7位(ほけんの窓口レディース終了時点)
古閑美保
こがみほ/1982年7月30日生まれ。167㎝。01年プロ入りし、03年にツアー初優勝。08年には年間4勝を挙げて賞金女王に。
11年、左手首の故障もあり29歳の若さで現役を引退。ツアー通算12勝。『FOXスポーツ&エンターテインメント』で『古閑美保のスマートゴルフレッスン』を放送中。
GMOインターネットグループのアンバサダーに就任。
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