元賞金女王・古閑美保が教える!女子プロからの飛ばしのヒント【Vol.24 岩井千怜】
注目選手の激うまポイントとマネどころを紹介
いま注目を集める女子プロたちにみる〝飛ばし〟のヒントを、元賞金女王・古閑美保が、簡潔明瞭にレクチャーする本シリーズ。第24回は、岩井千怜の飛ばしの秘密とアマが参考にしたいマネどころを紹介。ドライバーショット格上げのご参考にどうぞ!
GOLF TODAY 本誌 No.605 96ページより
撮影トーナメント/CAT Ladies2
撮影/圓岡紀夫
初優勝から2週連続Vを達成。岩井千怜はなぜ強い?名コーチと名キャディが分析
日本女子ツアーにおいて史上3人目となる初優勝からの2週連続優勝を飾った岩井千怜。しかも20歳47日での達成は史上最年少記録...
ダウンスイング時の「腕の引き込み」は必見!伸びしろ無限大のアスリート系ルーキー。
ココが岩井流飛ばしの秘密【カッコよさが強さの秘密!強い蹴りと引き込みはツアートップクラス!】
岩井さんの振りはとにかくカッコいい!均整のとれた体格から繰り出される力強いドライバーショットは、まさに「アスリート」という感じで魅力的です。
特に右足を蹴り上げて地面反力を使いながら、腕をビタッと引き込みむダウンスイングは絶品で、この位置に腕が下りてくれば軌道が狂うことはまずありませんから、あとは思いっきり叩くだけ。
フォローで少し体が左に流れるクセがありますが、これを抑えられれば距離を落とすことなくさらなる精度アップが狙えるはず!まだまだのびしろ無限大。期待が膨らみます!
ココがアマのマネどころ【岩井流引き込みを目指すなら、右ヒジが地面を向くトップを作ろう。】
ここに注目
彼女のようなダウンスイング時の完璧な腕の引き込みは、アマチュアゴルファーがそうそうマネできるものではありませんが、少しでも近づきたいなら、トップの形を参考にするのが一番です。
手が低く収まりシャフトは地面と平行、右ワキの締まりなどすべてが理想形ですが、中でも右ヒジがしっかり地面を向いている点が最大の肝。この形を作ることができれば、そのまま下ろすだけで右ワキ腹に右腕がくっつくダウンスイングの形に!無駄な動きのない超効率スイングが手に入り、正確性が飛躍的に高まるはずです。
岩井千怜 ChisatoIwai
いわい・ちさと/2002年7月5日生まれ。埼玉県出身。162㎝。A型。21年プロテスト合格。ルーキーイヤーの今季、「NEC軽井沢72ゴルフトーナメント」で初優勝を飾ると、翌週の「CAT Ladies2022」でも勝利。初優勝から2週連続優勝という快挙を達成。22年メルセデスランク19位(日本女子プロゴルフ選手権大会終了時
古閑美保
こがみほ/1982年7月30日生まれ。167㎝。01年プロ入りし、03年にツアー初優勝。08年には年間4勝を挙げて賞金女王に。
11年、左手首の故障もあり29歳の若さで現役を引退。ツアー通算12勝。『FOXスポーツ&エンターテインメント』で『古閑美保のスマートゴルフレッスン』を放送中。
GMOインターネットグループのアンバサダーに就任。
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常に笑顔なのに強い岩井千怜のすごさ
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