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元賞金女王・古閑美保が教える!女子プロからの飛ばしのヒント【Vol.22 木村彩子】

注目選手の激うまポイントとマネどころを紹介

2022/09/14 ゴルフサプリ編集部

木村彩子

いま注目を集める女子プロたちにみる〝飛ばし〟のヒントを、元賞金女王・古閑美保が、簡潔明瞭にレクチャーする本シリーズ。第22回は、木村彩子の飛ばしの秘密とアマが参考にしたいマネどころを紹介。ドライバーショット格上げのご参考にどうぞ!

GOLF TODAY 本誌 No.603 104ページより
撮影トーナメント/ダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメント
撮影/相田克己

コンパクトトップから生み出すネジレのない球が最大の武器!

ココが木村流飛ばしの秘密【飛距離より方向性重視!体をネジらないから、ボールもネジれない!】

木村彩子

155センチと小柄で細身の木村さん。小さな体へ負担をかけないコンパクトスイングできっちり攻めていく、まさに「飛距離よりも方向性重視」というタイプです。

トップでは腕やクラブの位置はもちろん、足腰や上体も大きく回すことなくコンパクトに収めていて、体全体のネジレがありません。体のネジレがなければボールもネジレませんから、体力的にも球筋的にももっともケガの少ない打ち方といえるでしょう。

そのぶん飛距離は期待できませんが、毎回同じスイングで正確に攻められるこのスタイルこそが彼女の武器です。

ココがアマのマネどころ【右に左に曲がる人、必見!腰を止めて上げればミート率は上がる!】

木村彩子のスイング

彼女の無理のないドライバーショットは、方向性に悩む方にぜひ参考にしてほしいスイングです。ポイントは腰を止めてバックスイングする意識を持つこと。
この状態で手が上がるところでストップしたら、あとは下半身主導やタメなどあれこれ考えず、手と体を一緒に動かす意識で振り抜けばOK。

ダウンスイング時のタメは大切ですが、曲がる人はどうしても手首を使ってしまいます。だからインパクトが定まらずに曲がる。木村さんのように無理にタメず右ワキを締めて振り下ろせば、入射角も穏やかになりインパクトの精度が数段アップします。

木村彩子 AyakoKimura
きむら・あやこ/1995年11月2日生まれ。大阪府出身。155cm。O型。15年プロテスト合格。6月の「アース・モンダミンカップ」でツアー初勝利を飾り、国内最高優勝賞金である5400万円をゲット。
フェアウェイキープ率6位。22年メルセデスランク17位。(日本ハムレディスクラシック終了時点)

古閑美保

古閑美保

こがみほ/1982年7月30日生まれ。167㎝。01年プロ入りし、03年にツアー初優勝。08年には年間4勝を挙げて賞金女王に。
11年、左手首の故障もあり29歳の若さで現役を引退。ツアー通算12勝。『FOXスポーツ&エンターテインメント』で『古閑美保のスマートゴルフレッスン』を放送中。
GMOインターネットグループのアンバサダーに就任。


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