1. TOP メニュー
  2. テクニックに効く
  3. 原英莉花が試しているニュースイングとは?真っ直ぐ飛ばすためのテクニックを解説!

原英莉花が試しているニュースイングとは?真っ直ぐ飛ばすためのテクニックを解説!

【新連載始動】進化する技術「私流」トーナメントにおけるプロのコメントからテクニックを深掘り!VOL.1

2022/11/09 ゴルフサプリ編集部

原英莉花

今季は開幕戦からなかなか調子が上がらなかった原英莉花だが、「CAT Ladies」から3試合連続でトップ10入り。その要因は、「大東建託・いい部屋ネットレディス」から試しているニュースイングにあった。ダウンスイングからインパクトにかけて重心を左サイドに移し、左サイドで打つようにした結果、ボールにサイドスピンがかからず、真っすぐ飛ぶようになったのだ。

GOLF TODAY本誌 No.605/110〜111ページより
撮影/圓岡紀夫 
協力/軽井沢72ゴルフ イラスト/庄司 猛

「左サイドでボールを打つようにしたら“ボールが真っすぐ飛ぶように!」

  • 原英莉花のスイング
  • 原英莉花のスイング

昨シーズンは3勝を挙げた原英莉花だが、今季は未勝利と不調に喘いでいた。本人によると、その原因は腰痛によって、誤差が出たスイングにあったという。

原 英莉花 「私の場合、ショットの調子が良かった頃は左サイドでリズムを取るタイプだったのですが、それが右サイドでリズムを取るようになっていました」

好調時の原はダウンスイングの切り返しで左足に体重を乗せることが、クラブを下ろすタイミングになっていた。ところが、腰を痛めて以来、左足に体重を乗せることができなくなり、右足体重のままクラブを下ろしていたというのだ。

当然、それによって「スイング軌道も変わり、思うような球筋を打てなくなっていた」という。

原 英莉花 「左足に体重をしっかり乗せていた時は、ボールがネジれることがありませんでした。私はボールを左に大きく曲げるタイプではないので、ボールをしっかりつかまえても左にネジれないのが理想です」

ポイント

スイングイラスト

左足への体重移動がスムースになることで、緩やかなダウンブローでボールをとらえることができ、タテの距離感も合うようになった。

右足に体重が残ったままでは、どうしてもクラブフェースを返す動作が大きくなり、ボールに左回転がかかる。ストレートボールを打つつもりが、フックしていたことで、思うようにピンを狙うこともできなかった。

大会前のオープンウィークを利用して、もう一度アライメントをチェック。体のラインをターゲットラインに対してスクエアに合わせた後に、左足に重心を移動するスイングを徹底した。

原 英莉花 「少しずつ自分がイメージしたボールを打てるようになってきました」

左足に体重移動することで、以前よりも体の正面でボールをとらえるようになった原。インパクトゾーンが長くなり、ボールに対してストレートの回転をかけられるようになった分、曲がりを抑えられるようになった。その後、好調を維持している理由はそこにある。

体の正面でボールをとらえればインパクトゾーンが長くなる!

原英莉花のスイング
原英莉花のスイング

トップまでクラブを上げたら、ダウンスイングの切り返しを左足に体重を移動することから始める。その後でクラブを下ろすイメージ。

左足に重心を乗せることで、体の正面でインパクトを迎えられる。その分、インパクトゾーンが長くなり、ボールに真っすぐな回転がかかる。

原英莉花のスイング
原英莉花のスイング

以前よりもフェースを大きく返すことがなくなったので、左に大きく曲がるボールも出なくなった。その分、ピンをデッドに狙っていけるように。


進化する技術 私流トーナメントにおけるプロのコメントからテクニックを深掘り!

次回へ

シリーズ一覧へ

原英莉花、西郷真央らを輩出「ジャンボ尾崎ゴルフアカデミー」を紐解く

通算113勝のレジェンド・ジャンボ尾崎が指導者として注目を集めている。原英莉花、笹生優花、西郷真央と次々にスター選手が生...

あわせて読みたい

原英莉花のドライバースイング(斜め前方)連続写真

原英莉花のドライバースイング(斜め前方)連続写真。22年6月時点でトップ10回数は1回と、なかなか波に乗れない原英莉花。ビ...

あわせて読みたい

【2024年】レディースドライバーおすすめ人気ランキング10選

2024年最新のレディースドライバーおすすめ人気ランキングを発表!ゴルフ初心者・中級者や上級者からも人気の飛ぶレディース...

あわせて読みたい