精度が高く、美しい。タッチも良い!
1991年頃、古くから付き合いのあるアメリカのバイヤー・R.Gクロス氏が日本にやってきました。彼はクラシッククラブやアメリカの新製品などと情報を持って、年に5回ほど来日していました。そのたびに彼は大きなキャディバッグを担いで、当時私が務めていたフェスティバルゴルフを訪れたのです。
キャディバッグの中にはパターがぎっしり入っていて、その中に見慣れないパターがありました。それが「スコッティ・キャメロンパター」でした。削り出しモデルのガンブルー仕上げ、一見、TPミルズのような仕上げのパターで、形状はピンアンサーです。
R.Gクロス氏は、「これからこのパターが流行るよ」と言うので、価格は?と質問すると、当時としてはかなり高額でした。それもそのはず、軟鉄ブロックからNCミーリングマシンで削り出ししているのです。
ネックまで削り出し精度が高く、仕上げも美しい。試打するとタッチも良い!問題は価格だな…と感じました。
スコッティ・キャメロンパターはバカ売れ
当時はタッド・モアやケン・ジアニーニなど削り出しパターが出始めた頃で、まだまだ認知されていませんでした。
R.Gクロス氏は、「委託でいいから店に置いてみてくれ」とスコッティ・キャメロンパターを置いていきました。見栄えのいいパターなので、早速店舗にディスプレイすることにしたのです。
すると!1993年のマスターズでベルンハルト・ランガーが使用して優勝。使用していたモデルは、「S.キャメロン クラシックⅠ」。これをきっかけに、スコッティ・キャメロンパターはバカ売れしました。
タイガーウッズもスコッティ・キャメロンパターをロフト2度、4度と2本持ちして、コースによって使い分けていました。タイガーがアマチュア時代使用していたのはPINGパターですが、ロフトは6度から7度。
スコッティ・キャメロンパターはロフト2度という精度の高い出来なので、シビアなセッティングのグリーンでも攻略できるのです。
スコッティ・キャメロン氏はデザイナーとしても評価が高く、パター以外にもグリーンフォークやマーカー、キャディバッグなど多くのアイテムがプレミア価格で取引されています。
最近は韓国や中国のコレクターも多く、「CLUB CAMERON MEMBERSHIP KIT」もプレミアが付いています。
中山功一お勧めスコッティ・キャメロンパター
スコッティ・キャメロン クラシック1(1993)
スコッティ・キャメロンパターは所有満足度No.1。使ってGOOD!値下がりしない!
スコッティ・キャメロンの歴史的代表作。
中古販売相場:¥110,000~¥59,800(税抜)
スコッティ・キャメロン トライレイヤード ニューポート2(1997)
程度のいい物が減ってきているので、自分でリフィニッシュして楽しもう!
中古販売相場:¥39,800~¥28,800(税抜)
スコッティ・キャメロン カルフォルニアシリーズ(2011)
ヘッドが重めで柔らかい打感が魅力!
中古販売相場:¥39,800~¥25,800(税抜)
それでは、あなたのゴルフライフにGood luck!
中山功一(ナカヤマ コウイチ)
かつてはフェスティバルゴルフでゼネラルマネジャーを務めるなど、中古クラブ業界に携わって約30年。ゴルフ雑誌での連載、中古ゴルフクラブ関連の著書も多数。テレビ東京系列「なんでも鑑定団」にも鑑定士として出演。







