国内ツアー27勝を飾る申ジエのフェアウェイウッド。狙い打ちのウマさはツアーナンバー1!その秘密はアプローチのような縦振りにあった
元賞金女王古閑美保の女子プロ・スイングいいとこ取り!!【Vol.1 申ジエのフェアウェイウッド】
いま注目を集める女子プロの〝スイング〟のヒントを、元賞金女王・古閑美保が、簡潔明瞭にレクチャーするシリーズ。第1回は、申ジエのフェアウェイウッドスイングをご紹介。
GOLF TODAY 本誌 No.611 104ページより
撮影トーナメント/2022 TOTOジャパンクラシック、2023 ダイキンオーキッドレディス
撮影/相田克己
「トップで手が右肩上の高い位置にあるから、上からヒットできて狙い打てるんです!!」
下半身は止めたまま、体の前でクラブを振るイメージを持てば、手は右肩上へ上がっていきます!
申さんのすごいところは、155センチと小柄な体型にも関わらず、縦振りスイングで上から球だけをクリーンヒットできる点にあります。
結果、サイドスピンがほとんどかからないので、FWでもウェッジのようにラインを出して狙い打つことができるのです。
そして、この縦振りを生み出す最大の肝であり「いいとこ取り」したいポイントが、右肩上の頭より高いところに手が収まるトップの形。
ここに手があればスイング軌道がアップライトになり、上からインパクトできる可能性が飛躍的に向上します。申さんのようにできるだけ下半身を止めて上体だけを駒のように回し、体の前面でクラブを操作するイメージを持つのが縦軌道を作るコツです。
ウェッジのような縦振りになるから、サイドスピンが少なく狙い打てる!
ドライバーとは違い地ベタからフェアウェイウッドは、少しでもインパクトポイントがズレると方向性も距離感も合わない。上からボールをピンポイントでとらえて、狙い打てるフェアウェイウッドのうまさはツアーナンバー1。
申ジエ Shin Jie
しん・じえ/1988年4月28日生まれ、韓国出身。国内ツアー27勝。今季開幕戦の「ダイキンオーキッドレディス」で優勝。スリーボンド所属。
古閑美保
こが・みほ/1982年7月30日生まれ。167cm。01年プロ入りし、03年にツアー初優勝。08年には年間4勝を挙げて賞金女王に。11年、左手首の故障もあり29歳の若さで現役を引退。ツアー通算12勝。『FOXスポーツ&エンターテインメント』で『古閑美保のスマートゴルフレッスン』を放送中。GMOインターネットグループのアンバサダーに就任。
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