平均パット数1位!青木瀬令奈のカップに吸い込まれるパッティングの秘密は”グリップ”にあった
元賞金女王古閑美保の女子プロ・スイングいいとこ取り!!【Vol.2 青木瀬令奈のパッティング】
いま注目を集める女子プロの〝スイング〟のヒントを、元賞金女王・古閑美保が、簡潔明瞭にレクチャーするシリーズ。第2回は、青木瀬令奈のパッティングをご紹介。
GOLF TODAY 本誌 No.612 104ページより
撮影トーナメント/2023ダイキンオーキッドレディス、ヤマハレディースオープン葛城
撮影/相田克己
左手人さし指を伸ばして構えるから、感覚が敏感になって絶妙なタッチが出せる!
両ワキを締めたまま、ヘッドを低く長く出せば、左人さし指の感覚を最大限にいかせます!
部門別ランクにおいて2シーズン連続で平均パット数1位に輝いている青木さん。(1ラウンドあたりの平均パット数)そんな彼女のパターの巧さの秘密であり特徴的なのがグリップです。
クロスハンド&左手人さし指を伸ばすスタイルで、手元の余計な動きをブロックできる逆手のメリットに加え、人さし指を伸ばすことで左手の感覚が敏感になり絶妙なタッチを可能に。
球に順回転がかかって最後のひと押しまでしっかりコロがり、カップに蹴られることなく吸い込まれる場面を幾度となく観ました。
青木流グリップを「いいとこ取り」するなら、両ワキを締めたままフォローを低く出すのがコツ。インパクトゾーンが長くなって方向性&距離感ともに精度アップが期待できます!
左手人さし指が生み出す絶妙なタッチが、順回転でカップ際に強いコロがりを生む!
コンパクトなストロークから低く長いフォローでしっかりと球を押すストロークが特徴の青木。
「球をしっかり押せるから球に順回転がかかって、カップに蹴られることが少ない」(古閑)という。
青木 瀬令奈 Serena Aoki
あおき・せれな/1993年2月8日生まれ、群馬県出身。3戦目の「Tポイント×ENEOSゴルフトーナメント」で4打差を逆転して勝利、ツアー通算4勝目を飾った。リシャール・ミル所属。
古閑美保
こが・みほ/1982年7月30日生まれ。167cm。01年プロ入りし、03年にツアー初優勝。08年には年間4勝を挙げて賞金女王に。11年、左手首の故障もあり29歳の若さで現役を引退。ツアー通算12勝。『FOXスポーツ&エンターテインメント』で『古閑美保のスマートゴルフレッスン』を放送中。GMOインターネットグループのアンバサダーに就任。
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