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ライダー杯をパロった「ライターズ杯」って知ってる?佐渡充高が話す、多くのゴルフトーナメントが開催される背景にあるものとは

佐渡充高のプレミアム・ファイル

2023/04/27 ゴルフサプリ編集部

クリスタルの優勝カップ

協賛のウォーターフォード社(アイルランド)提供のクリスタルの優勝カップ(直径16cm)。手にする度にかけがえのない思い出が蘇る。

ゴルフ番組やゴルフ雑誌ではあまり語られることのないトピックを、ゴルフジャーナリストやトーナメント中継の解説者として活躍する佐渡充高が取り上げ、独自の見解とともにお届けします。

GOLF TODAY本誌 No.611/115ページより

創設10周年は日米の記者対抗戦も実現!ライダー杯への憧れから始まった米国記者のライターズ杯

ライダー杯のマッチ
英国で見つけたダジャレ?の記念品「ライダー杯のマッチ」。マッチ箱に各大会の代表的場面のイラストが描かれている。

2月末に42年の歴史に幕を下ろしたホンダクラシックで、主催者の誇りとゴルフ界への熱い思いを感じる粋な計らいがあった。予選2日間は今秋開催の欧米対抗戦ライダー杯の米国主将Z・ジョンソン、欧州主将L・ドナルド、前主将P・ハリントンが同組プレー。2日目はジョンソン47歳の誕生日で忘れられない一日になったことだろう。ライダー杯成功へ、より親睦を深めてほしいホンダの願いがこめられていた。

DPワールド(欧州)ツアーはライダー杯の強化試合を兼ね、今年1月に欧州大陸対英国&アイルランドによるヒーロー杯を初開催。12月にはPGAとLPGA共催のチーム戦も決定するなど今後は個人戦以外の大会が増える。対抗戦はチームの結束のみならず対戦相手をより深く知る貴重な機会であり、勝敗だけではない絶大な影響(時に遺恨も?)がある。

実は米国には「ライターズ(記者)杯」という対抗戦がある。きっかけは米ゴルフ記者たちのパロディだった。熱闘ライダー杯の取材するほどに憧れがふくらみ「ライターも試合を実現しよう!」と79年に初開催。

回を重ねるごとに大きな反響で、記者たちはチーム入りと勝利を目指し練習に励みメキメキ上達。取材にも熱がこもり業界全体が活況に。米記者協会も米国外在住の入会が激増し世界最大の組織になっていった。

大いに盛り上がった日米特別対抗戦「ダイワ太平洋プレス選手権」

元気ハツラツの夫人たち。

元気ハツラツの夫人たち。右から画家スピッツミラー夫人、スミス夫人、左端はライダー杯や全米オープンなど多くのメジャーの舞台として知られるイリノイ州メダイナCC理事夫人。

ライターズ杯創設から10周年(89年)記念大会は、日米による特別対抗戦「ダイワ太平洋プレス選手権」と題しカリフォルニア州パームスプリングスで催された。

主スポンサーは米国ダイワでPGAやLPGAのスポンサー企業やゴルフ場も協賛し豪華な大会に。

4日間滞在で3夜異なるホテルでパーティーが開かれ、夫人や多くの業界関係者も加わり大いに盛り上がった。

元プロのパーカー・スミス

最終組で勝利を競ったアイアンショットの達人、元プロのパーカー・スミス。対戦をきっかけにバディになり彼が住むサウスカロライナ州の大会に何度も招いてくれた。

試合は日米各7人で初日ダブルス、最終日シングルス。日本チームのハンディがうまく効き大接戦に!僕は最年少(31歳)で参加し、最終組で米エースと対決することに。

先輩たちが18番で見守る中、何とかバーディパットを決め1ポイント差で勝利を納めることができた。

ライダー杯に似た濃密な4日間の交流で日米の記者たちはファミリーのように親しくなり、その後も親交が続いた。

僕もこの出会いから多くを学び人脈が広がり、番組制作や超名門コースのプレーなど夢のような機会に恵まれた。

世界のツアーが団体、チーム、男女混合試合を増やすのは試合のバリエーションだけではなく多くの魅力、メリットや繁栄の基が潜在するからだと思う。

ビル・デービス/出版人・ゴルフ記者協会殿堂

ビル・デービス,佐渡充高

NYタイムス紙副社長を経て米ゴルフダイジェスト誌を創立したビル・デービス氏。米ゴルフ記者協会が殿堂入りに選出。業界の「神」は'79年から始まったライター杯開催を絶賛し選手としても参加するなど元気だったが、2年後フロリダ州ジュピターに転居まもなく68歳で急逝。貴重な出会いに今も感謝している。

佐渡充高

●文/佐渡充高
さど・みつたか
上智大学法学部卒業。1985年に渡米し、USPGAツアーを中心に世界のゴルフを取材。NHKゴルフ解説者。


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