完成度の高いモデル!キャロウェイ「パラダイム」ドライバーは、さまざまなゴルファーに対応できる懐の深さがあるのです
クラブフィッターでクラフトマン・小倉勇人の試打レポートVol.10
クラブフィッターでクラフトマンのゴルフライターの小倉勇人(通称:おぐさん)が、巷で話題の最新モデルや人気クラブを試打レポートします。今回レポートするのは、アスリートモデルで高いアジャスト能力を持つキャロウェイの「パラダイム」ドライバー!
写真/ゴルフサプリ編集部
アスリートモデルなのに打点のミスに強い!
今までにない飛距離性能とミスへの寛容性の両立が果たせたということから、常識や一般的な価値観が劇的に変化するときなどに使われる“パラダイムシフト”という言葉から名づけられた「パラダイム」シリーズ。ドライバーは4モデルのヘッドが用意され、それぞれがターゲットとなるゴルファーに向けて細かい部分まで専用設計されている、かなり手の込んだシリーズです。
スタンダードなモデルとなるのが、今回ご紹介する「パラダイム」。ブランドと同名となっており、ドライバーからFW、UT、アイアンとフルラインアップ。ドライバーだけ見ても、他のモデルと比べて最も幅広いゴルファーに対応した設計になっています。
史上最高の飛距離性能に、曲がらない安定感を兼備した「パラダイム ドライバー」
クラブフィッターでクラフトマンのゴルフライターの小倉勇人(通称:おぐさん)が、巷で話題の最新モデルや人気クラブを試打...
スタンダードなポジションといっても、基本設計はどちらかといえばアスリートに向けた仕様になっており、低スピンで強弾道が打ちやすく、ややつかまりを抑えた設計です。そこに可変ウェイト「ペリメーターウェート」を搭載することによって、つかまり性能を調整することができるようになっています。
またAI設計による「フラッシュフェース」の効果により、打点ズレのミスに強い仕上がりになっているのも注目すべき点です。アスリートが好む強い弾道が打てるモデルでありながら、打点のミスに強く、つかまりも調整できる。非常に完成度の高いモデルといえます。
弾道調整機能を駆使すれば、安定したティショットが可能!
「パラダイム」ドライバーは、前作にあたる「ローグST MAX」と比較するとスピン量が減り、ライナー性の弾道が自然と出るようになりました。適正な打ち出し角を確保できれば、かなりの飛距離性能が期待できますね。
芯を外した時もその傾向は変わらないので、ヘッド性能を生かすためにも前作よりロフト角は多めの方がいいでしょう。
つかまりを調整できる「ペリメーターウェート」を使用することで、スライサーからフッカーまで幅広いゴルファーに対応することができます。ネックにもフェース角、ロフト角を調整できる弾道調整機能を搭載しているので、様々なゴルファーに合わせたチューニングが可能です。
リシャフトすれば、大げさでなく初心者からツアープロまで対応できるところが、このヘッドの最大のポイントです。
気に入ったら長く使いたい!上達思考のある方におすすめ!
飛距離が期待できる低スピン性能と、打点ミスに強い寛容性の高さに加え、アジャスト能力の高さが魅力の「パラダイム 」ドライバー。中上級者が満足できる性能を持ちながら、調整することによって初心者にも使える懐の深さがあります。
- 中上級者
- 上達しても長く使いたい方
- その日の調子によって自分で調整したい方
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■オグさん(小倉勇人・おぐら はやと)
元ゴルフ雑誌編集者のスウィング&クラブアドバイザー。現在は千葉県にあるゴルフ練習場「ユニオンゴルフクラブ」にて「ゴルフフィールズ ユニオンゴルフ店」で店長をしつつ、過去の経験で得た知識を武器にゴルフライターとしても活躍中。飛距離は250ヤード、持ち球はフェード。ベストスコア68。
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