日本が世界に誇る「Mizuno Pro 241/243/245」アイアンの『唯一無二・感』がすごい!
「241」「243」「245」、3種類の「Mizuno Pro」アイアンは飛距離性能の違いで選べ!ロマン派ゴルフ作家が検証する!
2023年9月に発売が予定されているミズノのニューアイアン、「Mizuno Pro 241」「Mizuno Pro 243」「Mizuno Pro 245」を、いち早く打たせていただいたので速報レポートする。
写真/相田克己
飛ぶし、打感が良くなったし、鳥肌モノの「Mizuno Pro 245」
2024年モデルとして、(1)「Mizuno Pro 241」(2)「Mizuno Pro 243」(3)「Mizuno Pro 245」が9月に発売される。
ミズノが、いや、日本が世界に誇るフラッグシップモデルのアイアンが「Mizuno Pro」である。
前モデルの「Mizuno Pro 22 シリーズ」は、大ヒットしたが予想外のことがあったと聞いた。事前には、3モデルあるアイアンの中で最も売れると予想されていたのは「Mizuno Pro 223」だったのだが、実際にこの2年間の売り上げで最も売れたのは「Mizuno Pro 225」だったというのだ。
「Mizuno Pro 221」:マッスルバック
「Mizuno Pro 223」:ツアーキャビティ
「Mizuno Pro 225」:中空
ヘッド構造が違えば、性格も微妙に違うわけで、単純にどのモデルがやさしいとか、飛ぶとかいうだけのものではない。だからこそ「Mizuno Pro 225」の中空が一番売れたという現実は、今回のモデルチェンジに大きく影響をしているようだ。
今回はマットの上からではあったが、屋外の練習場で「241」「243」「245」それぞれの5番アイアンを打ち比べた。
まず最初に打ったのは(3)「Mizuno Pro 245」だ
中空ヘッドの内部は見えないが「コアテックフェース」の進化で、ミズノ史上最高のCOR 0.824を達成した。また、内部のタングステンの位置と量も最適に進化して、高弾道が打ちやすくなったという。
アドレスビューでグッと来る。中空ヘッドは大きめのものが多い中で、シャープで締まっているのだ。打ってビックリした点を下記に挙げる。
● 打音が格段に良くなった。濡れた鞭系と硬質系のミックスで、クリアな芯感がより明確になった。
● ボールが楽に上がる。飛距離は175ヤード。ヘッドスピード40m/sの5番アイアンの飛距離としてはぶっ飛び系に近い飛距離。
実際にコースで打たなければグリーンでの止まり方などはわからないが、正直に書くと1球打っただけでコースで打つのが楽しみになった。
もしかしたら、バックに入るアイアンになるかもしれない、と予感するほど良かった。
黙って打てば241!助けてもらうなら243!という感じか?
続いて、(2)「Mizuno Pro 243」を打った。
視認はできないが、ミドルアイアンはキャビティのバック側に貫通型のスリットが入っており、そのスロットの形状などが、さらに進化したという。また、(3)「Mizuno Pro 245」のように反発性能も少しアップしたという。
飛距離は165ヤード。これはロフトがクラシックロフトより2度しか立っていない(7番で32度)ことを考えると、驚異的な飛びである。それにプラスして、弾道が美しい。つまり、無理していないのにちゃんと結果が出るのだ。
アイアンはメンタルと結び付いてこそ、その能力を最大に発揮する。(2)「Mizuno Pro 243」は、マッスルバックだとどうしても力が入ったり、不安になったりする弱き心を助けてくれる感じがした。無理してマッスルではなく、これは余裕で使うのだと思う。
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