よくある中空アイアンではない！「233HF アイアン」は後継機種ではなく、高性能で飛距離が出る全く新しい中空アイアンだ！

ブリヂストンスポーツの「233HF アイアン」をコースに持ち込んで、徹底的にレポートする。

撮影／篠原嗣典

Bシリーズで初めての中空アイアン「233HF」の謎を解明する！

ブリヂストンスポーツは、「233HF アイアン」を2023年9月8日に発売する。コピーは、“高初速・高弾道で狙い撃つ、中空高性能アイアン”である。

2023年のアイアン市場を見ると、構造としての大分類はマッスルバック、キャビティバック、中空の3つに分けられる。特に中空構造については、各メーカーが最も力を入れている新しい売れ筋アイアンとなっている。

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しかし、ブリヂストンスポーツのB シリーズのアイアンには、今まで中空アイアンがなかった。前モデルまではキャビティバックだった「HF系」のアイアンを、フルモデルチェンジさせて中空アイアンにしたのが「233HF アイアン」である。

後継機種というより、全く新しいアイアンになってテクノロジーが満載だ。

● デュアルコアインサート：打点に近い下部の内側には、ポリマーを充填し打感を向上。上部には比重1/3の発泡ポリマーを充填することで、軽量化と低重心化を実現。
● HIGH MOI WEIGHT：トゥ側にタングステンウェイトを配置し、ヘッド全体の慣性モーメントを向上。
● サスペンションコア：フェースを裏から押すことで、高反発エリアの拡大を図る。
● ディンプルフェース：フェースの裏のディンプル数を増やした「ディンプルフェース」を組み合わせて薄肉エリアを増やし、「L字フェース」「パワースリット」で高初速化を追及。

まとめて書けば、高弾道と高初速でやさしく打てるアイアンが「233HF アイアン」ということになる。

見た目がカッコ良く、かつ、高性能がカッコ良さに拍車をかける感じがして期待をさせる。たっぷりと試打ラウンドをして、確認することにした。