Q:「いいときは90前半で回れるけれどダメなときは軽く100オーバー」
A.「思うようにならないのがゴルフ。調子の悪い自分も受け入れましょう!」
ゴルフは曖昧なスポーツ。「思い通りにならないことのほうが多い」と割り切る心を持とう。スイングをいじるよりマネジメントに目を向ければ調子を立て直せるケースもよくある。
アマチュアゴルファーの皆さんのお悩み相談は共通していて、調子のいいときは何の心配もないけれど調子が崩れ出すと落ち着かなくなる。
心が大きな波となってうねり、不安や怒りの感情から自分を見失ってしまいやすいのです。
ダメなときはどうしたらいいか?というご質問ですが、その前に原則として「ゴルフは曖昧なスポーツ」であることを知って頂きたいと思います。
プロの世界でもあれだけ調子良かったのに7オーバーとか、何か調子が良くないなと思っても5アンダーで上がったりするわけです。初日はパットがよく入って65で回ったからといって、2日目も同じようなスコアを出せるとは限らない。
だからトーナメントプロたちは65で回れても次の日は「昨日の自分はもういない」と思ってその日のプレーに集中します。過去をもう見ていないわけで、結果として78を叩いても仕方ないと割り切っています。
ゴルフはターゲットゲーム
多くのゴルファーはいいショットを打たないといいスコアを出せないと思いがちですが、決してそうではありません。大半の人はスイングチェックのためにゴルフ場にているようなもので、一発のミスが尾を引いてしまうケースをよく見ます。過去を引きずっているとプレーを台無しにしてしまいます。
ゴルフの本質であるターゲットゲームにもっと目を向けて、「次はどこを狙って打とうか」とコースマネジメントに意識を働かせましょう。次のショットを打つときは、直前にミスしてしまった自分もナイスショットを打てた自分もそこにはいないのです。
調子が良くない日は何をやってもうまくいかないかもしれませんし、同じ日でもプレー内容に波があるのも当然です。「あのときは良かったのになぁ」なんて愚痴を言うのは避けましょう。大事なのはこれから打つ未来のショットに全力を注ぐこと。それが自分のゴルフの平均点アップに直結するのです。
北野正之(きたの・まさゆき)
1966年5月18日生まれ。93年プロ入り。松原ゴルフガーデン(埼玉県草加市)やサザンヤードCC(茨城県水戸市)などで多くのアマチュアをレッスン。


