”目が強い”といわれるコースはどこが一番高いかを見ましょう!

傾斜と芝目が反対になっているグリーンは要注意

フックラインに見えても左からの芝目なら真っすぐコロがるケースが多い。ベントグリーンでも目が比較的強いコースもあるので、芝目がどのくらいコロがりに影響するかに気を配ろう。

今回はグリーンの「芝目」についてお話ししたいと思います。皆さんもよくご存知のようにグリーンにはベント芝とコウライ芝があって昔は芝目の強いコウライグリーンが主流でしたが、現在は芝目があまりきつくないベントグリーンがほとんどです。「芝目を読むよりも傾斜を読め」と言われるようになったのも自然な流れでしょう。

でもコウライグリーンもまだまだ残っていて、「目が強い」といわれるコースでは傾斜以上に芝目に気を配る必要があります。

たとえば私がキャディバッグを担いでいた片岡大育プロ所属のKochi黒潮カントリークラブ。ここはクラブハウスが一番高くて、TV中継の16番ホールは海に向かってずっと打ち下ろしのホールです。グリーン手前に池があってグリーンは横に長い。グリーンは受けているのでボールが止まりやすいように見えるけれど芝目が海のほうに、グリーン奥に向かっているからボールが止まらないのです。

芝目の特徴を参考に!

このように造りとしては受けグリーンでも、傾斜と芝目が反対になっていることがよくあります。富士山に近いゴルフ場なども同じことがいえます。傾斜は右から左でも芝目が右を向いていると左に曲がらず、ほとんど真っすぐコロがったり、下りでも逆目ならボールがコロがらなかったりします。

芝目が分からなければ、そのコースの地形的に一番高い場所を見つけましょう。芝目は高い場所から低い場所へと向きますから、近くに山があれば山を背にして順目となります。

最近、栃木県のゴルフ場に行って知ったことですが、芝目の強いコースはグリーン周りに棒や小さな植木などがあって、ここが一番高い場所ですよと教えてくれる目印だそうです。初めてプレーするコースは芝目の情報がないのでセルフプレーでゴルフを楽しみたいという人は、頭に入れておいてくださいね。




伊能恵子
(いのう・けいこ)
千葉県出身。男女ツアープロをサポートするプロキャディの第一人者。現在は主に片岡大育のキャディをつとめる一方、リンパセラピストとしても活躍中。

仲のいい川村昌弘プロと坂井恵キャディ。2人は今も欧州ツアー転戦中です。



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