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シングルプレーヤーはロングパットで「寄せる」と「狙う」のどちらを意識してる?

もう少しでシングルがシングルプレーヤーになった話

2023/11/25 ゴルフサプリ編集部

ゴルフ場

ロングパットを打つ時に、「寄せる」と「狙う」のどちらを意識していますか?PGAツアーのカップイン確率から判断しても、ロングパットは「狙う」よりも「寄せる」が重要です。ロングパットを上手く寄せられれば、それだけで3パットのリスクを下げることができます。

ロングパットは狙うよりも寄せる意識で!

みなさんは10メートルを超えるようなロングパットを打つ時に、「寄せる」と「狙う」のどちらを意識していますか?3パットをしたくないので、とりあえず1パット圏内に寄せておこうと考える人もいれば、どんなパットも狙わなければ入らないので、常に入れる気持ちで打っている人もいると思います。

私はロングパットを打つ時には「寄せる」ことを重視しています。寄せるつもりで打ってもカップインすることがあるので、その時は運が良かったと考えるようにしています。なぜ「狙う」のではなく、「寄せる」を重視しているかには理由があります。

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カップインする確率が低いことを認識する

PGAツアー,カップイン確率

左記の表は、PGAツアーの距離別のカップイン確率を示したものです。

PGAのツアープロは、3フィート(0.91メートル)なら99.47%という高確率でカップインさせています。距離が長くなると確率は下がっていって、10フィート(3.05メートル)だと41.33%ですが、25フィート(7.62メートル)を超えると5.47%になってしまいます。

カップインの確率が5%ということは、20球打って1球カップインすることを意味しています。世界のトッププロが集まるPGAツアーの平均でも5%程度しかないのに、アマチュアゴルファーがカップインを狙っても、実際に入る確率はかなり低いと思います。

カップインする確率が低いことを認識し、ファーストパットはカップインを狙うよりは上手く寄せて、2パットでホールアウトすることを重視したほうが、最終的に3パットの可能性を下げることができると考えています。

ロングパットをどうすれば寄せられるのか?

ロングパットを寄せる場合のゴールは、ファーストパットをカップから半径1メートル以内の円に入れることです。OKパットの圏内に寄せようとプレッシャーがかかりますが、半径1メートル以内に寄せればOK、と考えれば気楽にロングパットを打つことができると思います。

では、ロングパットをカップから半径1メートル以内に寄せるためには何が必要でしょうか?

(1)第一に距離感
(2)その次にライン読みが重要

距離感が合っていなければ、そもそもカップから半径1メートル以内に寄せることは難しいです。多少ライン読みや打ち出し方向がズレたとしても、距離感が合っていれば半径1メートル以内に寄せられる可能性はあります。

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距離感は個々人の感覚ですので、自分で基準を持つしかありません。

基準は目測で10メートル、15メートルでも歩測して10歩、15歩でも構いませんが、歩測のほうがブレは少なくなると思います。ゴルフ場の練習グリーンで、なるべくフラットのラインで10歩、15歩、20歩の距離を何度も打って、自分の振り幅と強さを覚えるしかありません。

実際のコースのグリーンでは、練習グリーンよりも上りと下りの傾斜がきつくなります。歩測して10歩の距離でも、上りの場合は15歩ぐらいの感覚で打つこともありますし、下りの場合は3歩ぐらいの感覚で打つこともあります。歩測の距離からの調整幅はグリーンの傾斜やスピードによっても変わりますので、実戦経験を積んで覚えるしかありません

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