右足の前に置いたハンカチに引っかけないように振るだけで、ダフリやトップが解消 できるなんて!
ミスショットを3分で修正する!Vol.8
ピンに絡んで欲しいときに限って出やすいのがダフリとトップ。その根本的な原因はスイングではなく構えにあることがほとんどだという。お助けコーチ小暮博則がワンポイントでクセを直せる練習ドリルを伝授する。
GOLF TODAY 本誌 No.618 73ページより
取材協力/ゴルフパートナー千葉土気練習場
撮影/圓岡紀夫 取材・文/吉田宏昭
澤本さんのお困りミスショット
ショートアイアンのダフリとトップ
澤本陽一さん
(さわもと・よういち)
55歳。ゴルフ歴20年、ハンデ4、ベストスコア74。ヘッドスピード48m/s、1W平均飛距離260ヤード。持ち球はドロー。
Q:ダフリやトップの原因は?
A:ボールを左に置きすぎている
ダフリやトップが多いのは、バックスイングで頭が右に流れ、元の位置に戻れないままヘッドがアッパーに入っているからです。そもそもの原因はアドレスにあります。
左に置きすぎているボール位置を少し右にずらしスタンスをオープンに構えるだけで、ダウンスイングで左足にウェイトがしっかりと乗りやすくなって、ミート率が向上します。
(1)ショートアイアン(8番)にしてはボールを左に置きすぎている。
(2)頭が大きく右方向に流れたままダウンスイングがスタート。
(3)体の軸が右に傾いているので手前でダフるか、ボールの頭を叩いてしまう。
修正ドリルはコレ!
ボールを中に入れオープンスタンスで構える
ボールを左に置きすぎると、ショートアイアンなのに1Wのようなアッパー軌道になってしまいます。
ダウンブローで打つためにセットアップで手を左の股関節の前に置き、ボールを中に入れてハンドファーストの形を作っておきます。左足を1インチ後ろに下げて、15〜20度くらいオープンスタンスで構えることで腰が回りやすくなります。
フォローでしっかり左足に乗っていけるので軸が右に傾かなくなってボールコンタクトがよくなります。
ドリル1:ハンカチドリルでダフリもトップも解消
(左)右足の前に置いたハンカチに引っかけないように振る。右ヒザを中に入れると腰が回りやすい。
(右)ポイントはボディをしっかり回し切って左足に乗ること。
軸が右に傾く(頭が右に残る)と最下点がボールの手前にくる。
正しいボール位置の目安
「正しいボール位置は5Iで2インチ、SWで5インチ右。8Iはその中間です」(小暮)
ドリルの成果!
アッパーブローがダウンブローになった!
アドレスを変えるだけでダウンブローに打てるようになったので驚きました。
指導:小暮博則
(こぐれ・ひろのり)
1972年11月27日生まれ。2004年プロ入会。PFGA主宰。企業ゴルフコーチとして日経カップ出場ゴルフ部をサポート。「1年間で304ヤード」「ヘッドスピード52m/s」を達成。
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