飛距離アップには飛ばしの3要素といわれる数値を最適化することが必要です

ご存知の方も多いと思いますが、飛距離を伸ばすには「飛ばしの3要素」といわれるボール初速、打ち出し角度、バックスピン量をできるだけ最適といわれる数値にすることが必要です。

ボール初速は速ければ速いほど飛距離アップに還元されます。

● 打ち出し角度:一般的に13~15度程度が良い
● バックスピン量:一般的に2500回転ほどが適性
※ただ、ヘッドスピードが40m/sに満たない多くのアベレージゴルファーの場合は3000回転前後が適正

これら3要素、すべての数値を最適化するのが理想ですが、休日にゴルフを楽しむ標準的なアマチュアゴルファーには時間的な制約等があるためなかなかできないのが実情です。

ではどうすればもっとも早く、そして確実に飛距離を伸ばせるのでしょうか…?

バックスピン量を3000回転にするためにアッパーブローで打つようにしましょう

「スコア100を切りたい人。いつも90台でまわりたい人。このレベルのアベレージゴルファーはダウンスイングの軌道がアウトサイド・インになっていることが多く、そのせいでバックスピン量が適性よりもかなり増しています。たいていの人が4000~5000回転になっているんです」

こう話すのは狭間世代の人気女子プロ、鶴岡果恋のコーチであり、関東ゴルフ連盟チームKGAジュニア技術担当ヘッドコーチもつとめる重田栄作プロ。

重田プロ 「ボール初速を上げる、打ち出し角度を整える、これらも飛距離アップには欠かせないことですが、私としてはバックスピン量に着目して、この数値を3000回転ほどにすることがもっとも早く飛距離を稼ぐ方法だと思います。

その理由は先ほど話したように、アベレージゴルファーはバックスピン量が多過ぎる傾向にあるからです。そして多過ぎるバックスピン量が減れば、フックでもスライスでも着弾してからボールがコロがるため総飛距離を伸ばすことができます。

ドライバーはアッパーブロー軌道

重田プロ 「バックスピン量を抑える方法ですが、まずはドライバーを打ったあとティペグが残っているかどうかを確認します。14回、ドライバーを打って何回ティペグが残ったか。それがひとつの目安です。そして14回すべてティペグが残ったら、バックスピン量が3000回転を超えることはとても少なくなります。

残る人はつまりダウンスイング時のアタックアングル(入射角)が緩やかということです。逆にティペッグがほとんど残っていなかったり、半分しか残らない人はアタックアングルがキツく、そのせいでバックスピン量過多になっています。

アタックアングルがキツいというのは、簡単にいえばダウンブロー軌道ということ。ドライバーはやはりアッパーブロー軌道で打つことが大切です。ダウンブロー軌道とアッパーブロー軌道では10ヤードほど飛距離に違いがでますから…。またアッパーブロー軌道ならアタックアングルが緩やかになるため、バックスピン量3000回転が手に入るはずです。

アッパーブローで打つためにはボール位置は左足寄り、頭と背骨を少し右に傾ける。このアドレスが大切です。

ティペグの前にタオルなどを置いて、それに当たらないように打つドリルが効果的

重田プロ 「そしてドリルとしてはティペグの前にタオルなどを置いて、そのタオルにヘッドが当たらないように気をつけてボールを打ちます。

当たらなければアッパー軌道になっているということ。

当たってしまうときはダウンブロー軌道になっています」

文・宮川岳也(みやかわ たけや)
ゴルフ雑誌編集記者を経て、フリーランスのゴルフライターへ。USGTFティーチングプロ資格を有し、現在は埼玉県の練習場でレッスン活動も行っている。


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