アウトサイド・インをインサイド・アウトにすると100切りが現実的になってきます
ゴルフ歴に関係なく、スコア100を切ることができないアベレージゴルファーは、たいていボールが右へ飛ぶことに悩んでいるものです。右へ飛ぶパターンは…
(1)右へ打ち出されて、そのまま右へ真っすぐに飛ぶプッシュアウト。
(2)右へ打ち出されて、その後、さらに右へと曲がるプッシュアウトスライス。
(3)真っすぐ打ち出されて、その後、右へと曲がるスライス。
(4)左へ打ち出されて、その後、右へと曲がるヒッカケスライス。
上記の4つが主なものでしょう。
弾道解析機が一般的になり、ボールの打ち出し方向と曲がる理由の関係はすでにご存知の方もいるでしょうから、ここでは省きますが、いくつかある理由のひとつがいわゆるアウトサイド・イン軌道でダウンスイングをすることです(アウトサイド・イン軌道でスイングしても、スライスしないこともあります)。
アウトサイド・イン軌道でスイングすることが間違っているわけではありません。シングルプレーヤーにも、この軌道で振っている人はたくさんいます。ただ、アウトサイド・インとは真逆のインサイド・アウト軌道でダウンスイングできるようになると、100切りがかなり現実的になってきます。
切り返しで右肩を前に出さず、カラダを開かないことがインサイド軌道のポイントです
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インサイドからクラブを下ろすには右肩を前に出さず、カラダを開かないことが大切
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「ダウンスイングでクラブをインサイドから下ろせるようになると、100切りにかなり近づくことができます。また本来、ゴルフスイングはインサイドからクラブを下ろすものなんです」
こう話すのは狭間世代の人気女子プロ、鶴岡果恋のコーチであり、関東ゴルフ連盟チームKGAジュニア技術担当ヘッドコーチもつとめる重田栄作プロ。
重田プロ 「アベレージゴルファーで100切りが目標という人のほとんどが、クラブをアウトサイドから下ろします。こうなってしまう理由はいくつかありますが、ボクの経験からいうと切り返しで右肩が前に出て、カラダが開くパターンがとても多いと感じます。
ひとつの例として、インサイドから下ろすためには、グリップエンドを右足の横目がけて下ろしましょう、といったものがありますが、いくらこれを意識しても下ろすときに右肩が前に出てしまうと、カラダが開くのでインサイドから下りてきません。
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切り返しで右肩が前に出るとカラダが開いて、クラブはアウトサイドから下りてくる
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重田プロ 「ですので、切り返しで右肩を前に出さない、カラダを開かないことが、インサイドからクラブを下ろすうえでとても大切なことなんです。ボク的には切り返しで右肩が前に出た瞬間、終わり…という感じです」
カラダを開かないで切り返すために、以前は胸が右を向いているうちにクラブを下ろすといわれましたが、近年はその流れが少し変化しています。胸が右を向いているうちに、というイメージだとカラダの回転が止まりやすく、これがあまりおすすめできない点なんです。
ですので、あくまでもカラダが回転を続けるなかで、開かずにクラブを下ろすことが大切になります」
上半身と下半身が瞬間的に逆方向へ動く感覚を身につけることがポイント
重田プロ 「カラダを開かずにダウンスイングするポイントは、バックスイングでクラブがトップポジションへ収まる前に、下半身がダウンスイングへ向けて動き出すことです。
瞬間的に上半身と下半身が逆方向へ動く感覚を身につけることが重要。
この感覚を覚えると、カラダが開かないためインサイド・アウト軌道のスイングができるようになるはずです」
文・宮川岳也(みやかわ たけや)
ゴルフ雑誌編集記者を経て、フリーランスのゴルフライターへ。USGTFティーチングプロ資格を有し、現在は埼玉県の練習場でレッスン活動も行っている。







