オデッセイ 「Ai-ONE 」と「Ai-ONE ミルド」パターのフェースインサート

  • Ai-ONE/フェースインサート:樹脂製

  • Ai-ONE ミルド/フェースインサート:6-4チタン

大きく違う点は、フェースインサートです。

1996年ホワイトホットシリーズに採用された樹脂系インサートは、ボールカバーに使われている素材に近い新素材で大ヒットしました。その後、フェースインサートは進化を続け、より柔らかい素材を追求していきます。

1996年:ホワイト・ホット
2003年:DFX
2004年:ホワイト・スチール
2007年:ホワイト・ホット XG
2009年:ホワイト・アイス
2010年:ホワイト・ホットXG2.0
2017年:マイクロヒンジ
2018年:ホワイト・ホット マイクロヒンジ
2019年:マイクロヒンジ★インサート

など…2019年まではソフトな打感のモデルが多く、打ち切れないというゴルファーも増えてきました。2021年に発売されたホワイト・ホットOGでは原点に返り、初期モデルのような硬めの打感のインサートで、転がりが良くなりました。

今回発売の2023モデル「Ai-ONE」 シリーズのパターを実際に試打してみた

  • Ai-ONE

  • Ai-ONE ミルド

「Ai-ONE」は、打感が硬めでボールの転がりが早いタイプのモデルです。「Ai-ONE ミルド」は、打感がやわらかくボールの初速も遅いタイプのモデルです。

Ai-ONEパター

「Ai-ONE」には、いくつかの形状が用意されています。私が試打したイメージですと、ストローク重視の人には「#7」、または「ロッシー」がおすすめです(バックフェースが大きいモデルです)。

フェースからボールが離れる感じが早いので、インパクト時にストロークラインが残像のように目に流れる、アイポイントが作れる点がおすすめの理由です。

Ai-ONE ミルドパター

一方「Ai-ONE ミルド」は、8種類のモデルがありますが「ONE T」「TWO T」のようなピン・アンサー型の形状がおすすめです。

フェースの色は昔のB/C(ベリリウムカッパー)のような色合いで、打感の柔らかさを見た目でも演出してくれます。6-4チタン(6-4チタン=アルミ6%、バナジウム4%)もB/C(ベリリウムカッパー)も硬い金属素材で、B/Cはひと昔前、ピンパターに採用され人気になりましたが。しかし加工が大変であることと、溶解時に公害が発生することで使用されなくなりました。

硬い金属素材を使用することで打感は柔らかくなりますが、ボールの弾き(転がり)がタッチと距離感に合わないと使い物になりません。

タイガー・ウッズが使用していたS.キャメロン「トライレイヤード」モデルのフェースインサートもB/Cのような風合いで、12種類の金属を配合させた硬い金属素材です。

パター選びの基本

微妙なタッチと距離感との関係は、打ち方によっても変わってきます。

● ストロークをストレートに取るゴルファー=大型ヘッド
● ストロークに丸みを付けるゴルファー=ピン型ヘッド

このような選び方を基本にしてください。

パター(クラブ)に自分のストロークを合わせるのではなく、自分のストロークに合うパターを探して欲しいのです。私もパターは何本も持っていますが、練習用は「L字パター」、本番用は「ピン型パター」にしています。

その理由は…?「パターは、変えると入る!」と聞いたことがあると思います。

心理的な影響もあると思いますが、「最後のワンストローク」を緊張感を持って打てるかどうかで、スコアはかなり変わってきます。形状に慣れすぎると、スタンスやストロークがぞんざいになる傾向があります。それを避けるために、練習用と本番用を分けることもひとつの手段だと思います。

ボールとの関係も重要!

最近はスピン系やディスタンス系など、コアやボールカバーが多様なボールが発売されています。ボールによって、打出しスピードが大きく変わってきます。フェースインサートの柔らかいモデルのパターでカバーの柔らかいボールで打つと、転がりが遅くなると思います。

パター&ボールの選び方は、とにかく自分の距離感の合う「パター&ボール」を選ぶこと。すると、スリーパットは少し減るはずです。

ボールやクラブの不安を事前に取り除くことも、シングルへの道なのです。

パター選びの基本

オデッセイ「 Ai-ONE」パター

中古販売相場:2万6800円〜3万2800円(税抜)

オデッセイ「Ai-ONE ミルド」パター

中古販売相場:3万9800円〜4万8800(税抜)

\それでは、あなたのゴルフライフにGood luck!/

中山功一(ナカヤマ コウイチ)
かつてはフェスティバルゴルフでゼネラルマネジャーを務めるなど、中古クラブ業界に携わって約30年。ゴルフ雑誌での連載、中古ゴルフクラブ関連の著書も多数。テレビ東京系列「なんでも鑑定団」にも鑑定士として出演。


中山功一の記事をもっと読む

一覧へ