Q:いいスコアを出すためのメンタルの要素を教えてください

A.喜び続けたり怒り続けたりしない。これこそメンタルの決め手です

ナイスショットが打てても、ミスショットが出ても、心をすぐにニュートラルの状態に戻そう。次のショットへと気持ちをすぐに切り替えれば、感情の起伏を小さく抑えられる。

いいスコアを出すにはショット能力やマネジメント能力が備わっていることが条件ですが、メンタル能力も欠かせません。

「あの人はメンタルが強いからゴルフが上手い」などとよく言いますよね。ではメンタルが強いのは、どんなゴルファーだとお考えでしょうか。

私が思うにはメンタルの強い人は、心のさざ波を小さく抑えられる人、感情の起伏をあまり出さない人です。だけども18ホールをプレーしている間は心の波がまったく揺れないわけでもないし、プレーの展開によって誰しも感情の起伏があって当然でしょう。

怒りもせず喜びもせず、無表情のままで淡々とプレーするのがいいと思われがちですが、決してそうではありません。

最高のショットが打てても喜び続けない。ミスして悔しいと思ったり怒りの感情が湧き出たりしても怒り続けない。揺れて戻る。また揺れて戻る。この繰り返しの中で、早く戻ってこれる能力が備わっている人がいいスコアを出せるのです。

自分を有利にもっていける思考を持とう

表現を変えれば、「とらえ方が上手な人」です。たとえばフェアウェイのディボット跡にボールが入ってしまうと、「折角ナイスショットしたのについてないな〜」なんて心理的ダメージを受けたり、ミスショットが出たらディボット跡のせいにしたりしませんか?

メンタルの強い人は、「あっ、ディボット跡か。ココからグリーンに乗せるには少しトップめに打つのがいいかな」とか、あるいは逆に「思い切りダウンブローに打ってみる絶好のチャンスだな」などと、思考をすぐに未来のほうに持っていけます。

同じ状況でも、思考を自分にとって有利な方向に導くことができるのです。そこでダフリが出てボギーを叩いても、「こんなこともあるさ」と気持ちを次のホールに向けることができます。

喜び続けても怒り続けても、何の得にもなりません。いいスコアを出したいなら、結果がどうであれ心を早くニュートラルに戻すことが大切です。




北野正之(きたの・まさゆき)
1966年5月18日生まれ。93年プロ入り。松原ゴルフガーデン(埼玉県草加市)やサザンヤードCC(茨城県水戸市)などで多くのアマチュアをレッスン。


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