【鹿又芳典の“推しクラブ”】「このシャフトは難しい」って、それ誰が決めたんですか?
カリスマクラフトマン連載こぼれ話 第5回
ヘッドが変われば負荷のかかり方が変わる
力いっぱい振っても当てられるから「やさしい」って言う人もいる。逆に、HSがスゴい速い人でも、切り返しで静かに負荷をかけて打っていく人にとっては、いっぱいしなるシャフトの方が力を入れなくても打てるから「やさしい」と感じる。
それらはあくまでも、個々のシャフトの「特性」であって「難しい」とかは何もありません。自分にとって使いやすいシャフトってどういうモノなのか、というだけです。そして、その中に「重さ」や「硬さ」や「トルク」や「キックポイント」があったり「剛性分布」があるということ。
もっと言えば、シャフトに負荷をかけるモノ=ヘッドが変わったら、シャフトの動きも変わります。その上、ドライバーの中でも重心が深い・浅いによってシャフトの負荷のかかり方が違うし、ヘッドの重さが変わっても然り。そしてドライバーとFWでも、ヘッドの大きさや重さが違うからそうなる。
そういう現象が起こっていることを理解した上で「コレは難しい」などと決めつけずに、シャフトを試したり探してみましょう。
鹿又芳典
かのまた・よしのり 1968年生まれ。年間試打数2000本超え。全てのクラブに精通するクラフトマン。豊かな知識と評価の的確さで引っ張りだこ。ゴルフショップマジック代表。
2024年最新ドライバーシャフトおすすめ人気ランキング15選|選び方も解説!
自分のスイングや弾道に合わせて選ぶことによって、安定性や飛距離アップが期待できるパーツがシャフト。ドライバー用シャフ...
ゴルフクラブセッティングの基本|初心者向けおすすめの作り方
ゴルフはさまざまなライ(状況)からショットを打つゲームなので、クラブセッティングがとても大切です。自分の腕前やレベル...
ゴルフスイングの基本を初心者向けに解説|体重移動や軌道など
「できるだけ早く上達したい!」「早く100が切りたい!」。ゴルファーなら誰もがこのように思うものです。 そして、目標達...