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時々見かけるゴルフシューズを脱いで食事をしている人。悪気はなくてもやめましょう

ロマン派ゴルフ作家・篠原嗣典が現場で感じたゴルフエッセイ【毒ゴルフ・薬ゴルフ】第103回

2024/04/15 ゴルフサプリ編集部 篠原嗣典

ゴルフの虜になってもうすぐ半世紀。年間試打ラウンド数は50回。四六時中ゴルフのことばかりを考えてしまうロマン派ゴルフ作家・篠原嗣典が、コースや色々な現場で見聞きし、感じたことを書いたのが【毒ゴルフ・薬ゴルフ】です。大量に飲めば死んでしまう毒も、少量なら薬になることは、ゴルフにも通じるのです。

スニーカーでゴルフをしても良いですか?

スニーカーでゴルフをしても良いですか?

小さな子供がゴルフをする場合、子供用のゴルフシューズが市場に少なく、成長が早くサイズがすぐに合わなくなってしまうので、スニーカーでプレーしても良いですよ、とアドバイスすることがあります。
これはイレギュラーな話ではなく、欧米の名門コースは、スニーカーでのプレーを正式に許可しているコースが多いそうです。

そういう認識を持っている僕でも、ギョッとすることがあります。
練習グリーンで、同年配の中高年ゴルファーが、ボロボロで、かつ、汚れが目立つ汚いスニーカーを履いてパットをしているシーンに遭遇したときです。

練習グリーンは、足元のボールとパターに目が行く場所なので、知らないうちに、その近くにある互いのゴルフシューズを確認する場になります。

グリーンは美しく丁寧に整備されたエリアです。
美しい場所をわざわざ汚そうとするような行為は、普通のゴルファーであれば嫌な気持ちになるものです。スニーカーを使用するのはドレスコードなどで許可されていれば自由ですが、汚いスニーカーでグリーンを汚すように感じさせるのは迷惑行為だと思うのです。

子供ならまだしも、いい年した大人が、と思われる時点で、どんな事情があったとしても、その人にとって大きなマイナスです。

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ゴルフシューズは汚れるものだから綺麗に掃除する!

2024年、ゴルフシューズの主流は樹脂ソールのスパイクレスになったと分析されています。ソールだけ見れば、凸凹のソールのスニーカーのようです。ゴルフは用具を好きに選べるのが特徴であり、面白さでもあるのだから、ゴルフシューズも自由にさせてくれよ、という声も聞こえてきます。どんなシューズでも、許可されていれば自由に使用できます。ただ、使用後に掃除をして、綺麗に使うようにするのはゴルファーの義務です。

多くのゴルフシューズは、表面の素材が汚れが付きにくいように加工されています。プレー後に、エアブラシで汚れを吹き飛ばして、軽く拭けば、常に綺麗に保てます。
注意したいのは、裏側です。スパイクレスのソールの凸凹の隙間には芝生が挟まりやすいのです。それがクラブハウス内で外れると、芝生のカスがゴミとして放置されることになります。ソールの裏も綺麗に掃除しましょう。

ゴルフシューズは、ゴルファーの人となりを見せつけるアイテムだと自覚しましょう。

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リラックスして油断大敵! お行儀が悪いのは嫌われる。

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練習グリーンで、シューズは想像以上に多弁だ、という話をしていたら、女子ゴルファーが言ったのです。

「レストランで、シューズを脱いでいる男性が時々いるけれど、あれも本当に不愉快です。食欲が失せます」

シューズを脱いだほうがリラックスできるのかもしれませんが、食事をする場所で、シューズを脱ぐという行為は、お行儀が悪く、他者に不快感を与えるものだと戒めるべきです。

当人に、悪気はないのだと推測します。だから許されるというわけではありません。他者を不快にして良いという権利は誰にもないからです。テーブルの下のことで、同伴者には見えなくとも、隣のテーブルからは丸見えです。思い当たる人は、即刻、やめましょう。

自分の立ち振る舞いを常にチェックして、ブラッシュアップするのもゴルフの内であり、面白さです。

いい年した大人として、最低限なゴルフシューズとは?
さらに、自分らしいゴルフシューズとは?
ちゃんと綺麗にシューズを使えているか?
ゴルフの季節が始まる頃に、毎年、チェックするようにしてみましょう。
ゴルフシューズを自己紹介アイテムとして使えることを楽しんだ者の勝ちなのです。

篠原嗣典

篠原嗣典
ロマン派ゴルフ作家。1965年生まれ。東京都文京区生まれ。板橋区在住。中一でコースデビュー、以後、競技ゴルフと命懸けの恋愛に明け暮れる青春を過ごして、ゴルフショップのバイヤー、広告代理店を経て、2000年にメルマガ【Golf Planet】を発行し、ゴルフエッセイストとしてデビュー。試打インプレッションなどでも活躍中。日本ゴルフジャーナリスト協会会員。

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