「B3 MAX／MAX D ドライバー」カーボンボディの利点をフル活用したフェアウェイを外さない飛び

カーボンモノコックボディ
ヘッド本体はカーボンで一体成型。本体部分の重量を軽減。慣性モーメントの拡大、重心位置の設計自由度が高まり、ヘッド形状を崩すことなく、初速、打ち出し角、スピン量を最適化。さらに、本体のたわみで初速UPにも貢献。

サスペンションコア（SP-COR）
フェース裏に直接接するように、設置された「サスペンションコア」が、インパクト時のフェースの反発性能をコントロール、高い反発力が得られるエリアを拡大。ミスヒット時の飛距離低下を軽減する。

バイティングフェース
レーザーでフェース面に網目状に微細な凹凸を施した「スリップレスバイトミーリング」で、インパクト時のボールの滑りを抑え、カップフェースとの相乗効果で、無駄なスピンの発生を抑え、直進性を高める。

高機能ウェイト
ヘッド後方のウェイトは、MAX 9.5°はステンレス、MAX 10.5°は、タングステン、MAX Dにはアルミを使用。ヘッド内部のウェイトも位置と素材を変えて組合せることで、重心深度、重心距離、重心アングルを最適化している。

つぶれ感のある打感と打音なのに、ボール初速が出ます。ストレートなフェース向きで構えやすく、球のつかまりはニュートラル。スイートエリアが広く、球の曲がりも少ない。3タイプ中最も低スピンで、軽量モデルですが、ヘッドスピードが速い人でもOKです。

SPEC
●ヘッド素材／フェース：6-4チタン、本体：CFRP（カーボン）＋ステンレスウェイト＋ステンレスウェイト（内部）
●ヘッド体積／460㎤
●長さ／45.5インチ
●シャフト／VANQISH BS40 for MAX（S） ●価格／9万9000円

フェース下部のミスヒットに強く、球が上がりやすいことが特徴です。しかも、スピンは増え過ぎないので飛距離も出ます。球が上がるので、左右への曲がりが減り、適度な球のつかまりで、オートマチックにストレートボールが出ます。球の高さが欲しい人向きです。

SPEC
●ヘッド素材／フェース：6-4チタン、本体：CFRP（カーボン）＋タングステンウェイト
●ヘッド体積／460㎤
●長さ／45.5インチ
●シャフト／VANQISH BS40 for MAX（S）
●価格／9万9000円

他の2タイプ同様にスイートエリアが広く、ボール初速も出ます。「D（ドロー）」の名前の通り、球のつかまりに優れます。インパクトゾーンでフェースがターンしながら振り抜けるので、自然と球にドロー回転がかかります。球の高さとつかまりが欲しい人向きです。

SPEC
●ヘッド素材／フェース：6-4チタン、本体：CFRP（カーボン）＋アルミウェイト＋タングステンウェイト（内部）
●ヘッド体積／460㎤
●長さ／45.5インチ
●シャフト／VANQISH BS40 for MAX（R、SR）
●価格／9万9000円

B3 MAXシリーズはフレックスSRで288gの軽量設計です。軽量ドライバーというと、非力な人向けとかシニア向けというイメージがありますが、従来はそういう意図で設計したものしかなかったと言うことです。軽量化によるヘッドスピードUPの効果は誰でも得られます。B3 MAXシリーズは、軽量でありながらヘッドの機能は幅広いゴルファーに対応している。だから、誰もが軽量の恩恵を受けられる。そういったドライバーです。

解説・試打 高橋良明
（たかはし よしあき）
1983年生まれ、41歳、東京都出身。2013年プロ入会。ツアーにチャレンジする傍ら、多くのゴルフメディアでクラブの試打を行って来たベテランテスター。現在はアマチュアのレッスンを行っている。