シャフトは重さと硬さが変われば別モノ。60Sが良いからといって「70Xも大丈夫っしょ!」は危険
ゴルフライターT島が切り込む!フィッティングショップだから分かるゴルフギア最新事情/第144回
今回は新人の紹介と「シャフト選びの失敗あるある」をテーマにお話しします。ゴルフライターのT島氏が大蔵ゴルフスタジオのダイナマンこと野倉大南と語ります。
ダイナマンこと野倉大南(のくら・だいな)をよろしくお願いします
T島 今回は大蔵ゴルフスタジオの新しいフィッターが初登場です。通称ダイナマン、野倉大南(のくら・だいな)君です。
野倉 野倉です。よろしくお願いします。
T島 今後、市川代表の代わりとして登場してもらいます。
野倉 えぇええ。代わりなんですか?
T島 そういうことで、頑張って! では、自己紹介をお願いします。
野倉 学生時代はプロ野球選手を目指して、ガチで野球をやっていました。大蔵ゴルフスタジオに来る前は、ゴルフスタジオやゴルフショップでのフィッティングを経験しています。レッスンの資格も持っています。インスタグラムのアカウントは@clubfitter_dainamanです。フォローよろしくお願いします!
T島 以前も書いたけど、野球は本当にガチだったので、すごい選手たちと対戦していたんですよね。
野倉 そうですね。それから、ベストスコア72で、大蔵ゴルフスタジオチャンネルというYoutubeチャンネルで『BEST SCORE CHALLENGE』~road to under par~というアンダーパーを出す企画をやっています。
T島 千葉市民ゴルフ場とか行って、サッサと出してこいよ。
野倉 ええ(汗)T島さん、そんな乱暴なこと言わないでくださいよ(泣)
T島 俺なんて68出したことあるし(自慢)やさしいコースでもなんでも良いから、とりあえず出せば良いんだよ。
野倉 そしたら、チャレンジでもなんでもなくなっちゃうじゃないですか(汗)
T島 まあ、そうね。頑張ってください。さて、話は変わって、ダイナマンは自分のクラブも一からフィッティングしてもらっていたよね? どうですか?
野倉 いや、ビックリしました。自分では選ばないものばかりを勧められたんです。
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T島 まあ、ちゃんとしたフィッティングスタジオのフィッティングと、“なんちゃってフィッティング”は違うからね。
野倉 なんちゃって・・・なんて言わないで下さいよ(泣)。でも、大蔵ゴルフスタジオのフィッティングを受けて、深い世界を改めて知りました。だから、大蔵ゴルフスタジオでフィッティングを深く学びたいと思いました。
T島 ぶっちゃけたところ、何が違うの?
野倉 まず、扱うシャフトの数ですね。スペックも妥協しなくて良いので、想像でフィッティングしなくていいのが一番大きいです。
T島 想像?
野倉 例えば僕だったら、60g台や70g台のXシャフト、場合によってはTX(ツアーX)やXX(ダブルエックス)といった普通のお店では置いていないスペックになるわけですけど。大蔵ゴルフスタジオのように試打シャフトのラインナップが豊富だと、それらを試すことができます。
T島 そうだね。最近はスペックを幅広く用意しているお店が増えたけど、60グラム台のSの試打用までしかなくて、それを打ってよかったらじゃあ70g台のXにしたら? みたいなお店も少なくない。
野倉そうなんですよ。メーカーさんのカスタムフィッティングでも70g台のTXなんて用意されていないことがほとんどですよね。
というわけで、今回のテーマはシャフトです!
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