右足に体重が残ったままのカチ上げ系スイングになっていませんか?
今回は100切りを目指しているMさんの例を紹介します。Mさんはゴルフを始めて2年あまりの29歳で、ベストスコアは103と目標達成は目前です。
スイング面でのお悩みを聞くと「基本的にショットはスライスでドライバーが飛ばず、アイアンでも右に飛ぶことが多い」ということ。「職場の先輩に“明治の大砲だね”と言われて、調べてみたらまさに自分のスイングにそっくりでした。年配の方に多いと聞いたのと、何よりカッコ悪いので直したいのですが、体が硬いのか、うまく回れない」と続けられました。
明治の大砲とは、最後まで右足に体重が残ったままになる“カチ上げ”系のスイングで、通常のフィニッシュがとれません。確かに年配の方に多いスタイルなので体の柔軟性に関連がありそうですが、まだお若いMさんには無関係でした。
原因はズバリ、フェースを開いたまま使っていること。Mさんは自分でボールを上げようとして、すくい打つ感じになっているのですが、そのせいもあり、インパクト前後でフェースが返りません。極端な話、フェース面を目標方向に向けたまま打っていたのです。この形ですくい打つと体重は右足に残ったままになります。フェースも返らずクラブもインサイドに抜けづらい。そのため明治の大砲になり、結果的にフェースが開いたままカットに当たってスライスが出ていたわけです。
シャフトを左に捻りながらインパクトからフォローへ
こうなるのは体の使い方が悪いのではなく、クラブの使い方が悪いからです。スイング中にクラブが回っていないので、シャフトを捻るように使ってくださいとアドバイスしました。今のままだとヘッドが走ったとしてもクラブのロフトが増えるからボールが上がるだけですが、シャフトを捻れば開いたフェースが閉じます。これによりロフトが立ってボールがつかまり強い球が出ますから、スライスも飛距離不足も一気に解消します。
イメージとしては、テニスラケットやうちわなど、面のあるものを返しながら振る感じですが、シャフトを捻るのと手を返すのとは違って、ここでは両腕のヒジから先の前腕部を左に回しながら打ちます。ドリルとしては、右手の人さし指を伸ばしてグリップ。フォローで人さし指しっかり見えるように振れればシャフトが捻れています。
勝又優美
かつまた・ゆみ JLPGAティーチングプロA級。就職したホテルが所有するゴルフ場勤務となりゴルフをスタート。ゴルフを楽しむ人々にふれ、日本の大人たちを笑顔にしたいとティーチングプロの道に。2010年に認定ティーチングプロとなり13年には A級ライセンス取得。やさしくてきめ細やかな女性らしいレッスンで大人気。堀尾研仁氏主宰の「KEN HORIO GOLF ACADEMY」に所属。







