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古江彩佳選手の【前傾角度キープ】を参考に!海外メジャー覇者の正確なショット力を解説!

2024/07/16 ゴルフサプリ編集部 宮川岳也

古江彩佳

リード

先週末に行われた米国女子メジャー『アムンディ エビアン チャンピオンシップ』は1打差の2位から出た古江彩佳選手が通算19アンダーでメジャー初優勝を挙げました。

先に行われた『US女子オープン』では笹生優花選手が。そして今回、古江選手が勝ったことで日本人女子選手の強さが十二分に証明されたのでは、と感じます。

メジャーチャンピオンとなった古江選手のスイングはどこをとっても一級品。アドレス時の前傾角度を維持したまま、フィニッシュまで淀みなくカラダを回転させて、スムーズに振り切る点は特に秀逸だと感じます。

多くのアマチュアゴルファーはバックスイングやダウンスイングで、カラダが伸び上がったり、起き上がったりする傾向が。また伸び上がりなどとは逆に、頭が下がってカラダが深く折れてしまう人もいます。

このように前傾角度が崩れてしまうと、アドレス時と比べて、カラダとボールの距離が変わってしまうため、上手にボールをヒットすることができなくなります。スライスやフックといった弾道のバラつきをはじめ、トップしたり、ダフったりと打ち損ないが多い人は、古江選手のスイングをぜひ参考にして、前傾角度の維持につとめてみては、と思います。

古江彩佳
背中を丸めたり、頭を下げたりすることなく、スッと構えたアドレスはバランスのよさが伝わってくる。
古江彩佳
P2ではヘッドとグリップが重なる。これはお手本かつ理想的なテークバックが行われているから。
古江彩佳
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P4ではフェース面が上方を指すシャットフェースになっていて、これにより過度なアームローテーションを行わなくてもボールをつかまえることができる。
古江彩佳
古江彩佳
古江彩佳
P6では下半身は先行して回転しているが、上半身の開きはなく、インサイドからアタックする準備が整っている。
古江彩佳
前傾角度が維持されたインパクトにより、しっかりとミートでき、飛距離と方向性の双方が安定する。
古江彩佳
古江彩佳
古江彩佳
前傾角度を保ったままP9までカラダを回転させ振り抜いている。下半身や体幹の強さを感じられる1枚。
古江彩佳

古江彩佳
ふるえ・あやか(富士通)2000年5月27日生まれ、兵庫県出身。153㎝。JLPGAツアーでは「富士通レディース2019」でのアマチュア優勝を含めると、通算8勝。米国・LPGAツアーでは「2022 Trust Golf Women's Scottish Open」で初優勝、さらに2024年の「エビアン選手権」でメジャー初優勝を逆転で飾った。

解説:宮川岳也(みやかわ たけや)
USGTFティーチングプロ。埼玉県の練習場とインドアスタジオでレッスンを行っている。

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